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J-GLOBAL ID：201702252525224781   整理番号：17A0050214

ミクロゲルの内部動力学: メソスケール流体力学的シミュレーション研究

Internal dynamics of microgels: A mesoscale hydrodynamic simulation study

著者 (3件)： Ghavami Ali (Institute for Advanced Simulation, Forschungszentrum Juelich GmbH, 52425 Juelich, Germany) ,  Kobayashi Hideki (Institute for Advanced Simulation, Forschungszentrum Juelich GmbH, 52425 Juelich, Germany) ,  Winkler Roland G. (Institute for Advanced Simulation, Forschungszentrum Juelich GmbH, 52425 Juelich, Germany)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 145  号： 24  ページ： 244902-244902-10  発行年： 2016年12月28日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： さまざまな膨潤条件下でのミクロゲルシステム中の高分子の動力学を解析した。粗粒直鎖高分子から構成されるミクロゲル粒子をtetra-官能的に交差架橋し,外部刺激に応答して立体配座変化を受けるようにした。ここでは,堅く崩壊した粒子から強く膨潤したものに及ぶ,広範なミクロゲルサイズを考察した。流体力学的相互作用を説明するために,ミクロゲルは,多粒子衝突動的流体中に埋め込み,疎水性引力は,引力的Lennard-Jonesポテンシャルでモデル化し,イオン性ミクロゲルの膨潤はDebye-Hueckelポテンシャルで記述した。高分子動力学は,単量体平均2乗変位および中間散乱関数S(q,t)で解析した。散乱関数は伸張指数関数的に減衰し,減衰速度は波動ベクトルqの低振幅での集合拡散動力学から,大きなqでの流体力学が支配的な動力学までにわたることを示している。良溶媒条件下のミクロゲルの中間散乱関数と強く膨潤したゲルの間にほとんど差はないが,強く崩壊したゲルは短時間で高速の減衰を示し,流体力学的相互作用は遮蔽されるようになる。さらに,交差架橋の動力学に関する結果を述べ,これは予想外のセミフレキシブルな高分子様動力学を示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ミクロゲル ,  *中規模 ,  流体力学 ,  *流体力学的相互作用 ,  膨潤 ,  配座転移 ,  Lennard-Jonesポテンシャル ,  Debye-Hueckel理論 ,  散乱関数
準シソーラス用語： *メゾスケール ,  粗粒モデル ,  立体配座変化 ,  減衰速度 ,  良溶媒

分類 (2件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  数値計算  (JE02000J)

タイトルに関連する用語 (6件)： ミクロゲル ,  動力学 ,  メソスケール ,  流体力学 ,  シミュレーション ,  研究