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J-GLOBAL ID：201702252548990017   整理番号：17A0486724

次代を切り拓く“ゼオライト”の最新技術をさぐる 多孔性金属錯体(MOF)の材料研究と応用展開

著者 (2件)： 堀彰宏 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  松田亮太郎 (名古屋大 大学院工学研究科)
資料名： 工業材料  (Engineering Materials)
巻： 65  号： 3  ページ： 58-62  発行年： 2017年03月01日 
JST資料番号： F0172A  ISSN： 0452-2834  CODEN： KZAIA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 吸着剤として活性炭やゼオライトが注目されているが,第3の物質として多孔性金属錯体MOFが期待されているので,最近の研究を概説するとともに,最近の応用展開を紹介した。多孔性金属錯体(MOF)は空隙率が90%,結晶密度が0.22g/cm²のような物質である。その製法は水熱法,拡散法のほかに,最近ではマイクロ波法や固相合成法が見られる。活性炭やゼオライトのような剛直な骨格を持たない柔軟性MOFによるガス分離は吸着等温線がゲート型(シグモイダル形状)を示し,圧力変動に鈍感である。MOFの膜材料への応用展開は無機MOFガス分離膜と有機高分子/MOFハイブリッド膜について解説した。水素社会の到来のためにも水素吸蔵・触媒・同位体分離MOF用材料として期待される。固体電解質・プロトン伝導MOFへの展開も期待される。新機能性固体材料としての夢は大きい。

シソーラス用語： ゼオライト ,  *金属錯体 ,  *多孔質体 ,  多臓器不全 ,  ガス分離 ,  膜 ,  *水素吸蔵 ,  触媒 ,  同位体 ,  固体電解質 ,  プロトン伝導 ,  活性炭 ,  吸着等温式 ,  素子構造 ,  社会 ,  多孔性金属錯体
準シソーラス用語： MOF ,  トップゲート型 ,  ハイブリッド膜 ,  吸着等温線 ,  水素社会

分類 (2件)： 遷移金属錯体一般  (CE01040N) ,  吸着剤  (YB03000W)

タイトルに関連する用語 (6件)： ゼオライト ,  多孔性金属錯体 ,  MOF ,  研究 ,  応用 ,  展開