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J-GLOBAL ID：201702252660392979   整理番号：17A0703540

新規ナノサイズ生体活性ガラスはMAPK経路を介して骨形成を刺激する【Powered by NICT】

A novel nano-sized bioactive glass stimulates osteogenesis via the MAPK pathway

著者 (5件)： Gong Weiyu (Department of Cariology and Endodontology, Peking University School and Hospital of Stomatology, 22 Zhongguancun Nandajie, Haidian District, Beijing 100081, China. [e-mail]) ,  Dong Yanmei ,  Wang Sainan ,  Gao Xuejun ,  Chen Xiaofeng
資料名： RSC Advances (Web)  (RSC Advances (Web))
巻： 7  号： 23  ページ： 13760-13767  発行年： 2017年 
JST資料番号： U7055A  ISSN： 2046-2069  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,新しいナノサイズの生物活性ガラス(BG)と従来のミクロンサイズのBGの骨形成効果を比較し,マイトジェン活性化蛋白質キナーゼ(MAPK)が関与しているかどうかを検証し,BGの骨芽細胞遺伝子活性化における役割を果たしていることをした。MAPKりん酸化に及ぼすナノサイズBGの影響は伝統的な45S5BGよりも良好であることが分かった。新しいナノサイズ58S BGと伝統的な45S5BGの抽出を調製し,骨芽細胞様細胞に及ぼすそれらの影響」(MG-63細胞)増殖,骨形成遺伝子と蛋白質の発現,マトリックス無機化とMAPK活性化を比較した。さらに,BGの骨形成遺伝子活性化に対するMAPK経路のシグナル伝達効果を検討した。著者らの結果は,ナノ58S抽出はMG-63細胞の増殖とアルカリ性ホスファターゼ(A LP),I型コラーゲン(ColI),Runt関連転写因子2(Runx2)およびオステオカルシン(OCN)の骨形成遺伝子発現を高めることを示した。ELISAの結果は,対照群よりもBG群でColIとOCN蛋白質生産を示した。大石灰化結節形成をアリザリンレッドS染色を用いたナノ58S BG群で認められた。ナノ58Sと45S5BGはウェスタンブロット法を用いて,特異的にERKとp38経路,MAPKを活性化することを見出した。ERKまたはp38経路をブロッキングした後に,リアルタイムPCR BG抽出により誘導された骨形成遺伝子活性化が阻害された。ERK経路の遮断遺伝子の正常な発現と活性化に対するより著明な阻害効果を誘導した。本研究の意義は,ERKとp38MAPK経路が関与し,BGの骨形成遺伝子活性化に重要な役割を果たしていることを見出したことである。MAPKりん酸化,骨形成遺伝子活性化および骨芽細胞分化と石灰化に及ぼすナノサイズBGの影響は伝統的な45S5BGより良好であった。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： ウェスタンブロット法 ,  タンパク質 ,  生物活性 ,  遺伝子 ,  遺伝子発現 ,  転写因子 ,  リン酸化 ,  石灰化 ,  *骨形成 ,  アルカリ性ホスファターゼ ,  骨芽細胞
準シソーラス用語： P38 ,  オステオカルシン ,  コラーゲンI ,  MG63細胞 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (5件)： ナノサイズ ,  生体活性ガラス ,  MAPK経路 ,  骨形成 ,  刺激