文献
J-GLOBAL ID:201702252689200685   整理番号:17A0483978

地域資源を活用した再生可能エネルギー等の利活用技術の開発-木質リグニンからの材料製造技術の開発-第1章 リグニンを利用した高機能性マテリアル製造技術の開発 2 リグニンを用いた活性炭素繊維製造技術の開発

著者 (1件):
資料名:
号: 574  ページ: 25-34  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
(ア)改質リグニンを出発原料として,繊維径20μm以下の長繊維状活性炭採取を目標として,細繊維径化のための紡糸条件と,長繊維化のための酸不融条件を種々検討し,条件の適正化を行った。紡出繊維径で60μm前後,最終的には,繊維径40μm前後の繊維状活性炭を採取した。製造工程への適用を踏まえ,繊維塊の酸不融化,炭素化条件の効率化及び強賦活化を一連で実施し,比表面積約2,500m2/gの綿状活性炭採取を達成し,その可能性を見いだした。新規アルカリPEG処理リグニンについては,溶融紡糸性に関する熱流動特性及びせん断応力下での溶融粘性調査を実施し,これまでの改質リグニン系材料対比,溶融紡糸性に劣ることを確認した。一方で,不融挙動を調査した結果,非常に良好な不融性を示したことから,リグニン活性炭繊維の製造工程効率化に寄与し得る原料として,特許出願を行った。また,炭素化及び賦活化までを一連で実施し,φ200~300μmの棒状ながら,約1,500m2/gの比表面積を有する活性炭が採取可能なことを見いだした。(イ)活性炭繊維製造プロセスの工業化適応の可能性を検討し,炭化焼成時間の短縮の可能性があることにより,理想的な炭化焼成のプロセスを提案した。連続式溶融紡糸プロセスの適応性に関しては,原料の熱安定性に課題が残り,マルチフィラメントサンプルの採取ができなかったが,原料の最適化検討により,流動助剤の添加が有効である可能性を見いだした。(ウ)改質リグニン活性炭の特性を調査し,その吸着性能を調査することで,特定の吸着対象物質が,石炭ピッチ由来活性炭やヤシ殻活性炭に比較し,優れる性能を有することを見いだした。VOC物質の吸着フィルターへの応用の可能性があると考えている。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
各種有機化合物の製造  ,  木材化学  ,  炭素とその化合物 

前のページに戻る