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J-GLOBAL ID:201702252765526948   整理番号:17A0281367

溶媒の両親媒性を調節してテトラブチルアンモニウムヒドロキシド水系溶媒中へのセルロースの室温溶解

Room temperature dissolution of cellulose in tetra-butylammonium hydroxide aqueous solvent through adjustment of solvent amphiphilicity
著者 (5件):
資料名:
巻: 24  号:ページ: 49-59  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: W1128A  ISSN: 0969-0239  CODEN: CELLE8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本報では,テトラブチルアンモニウムヒドロキシド(TBAH)またはTBAH/尿素のどちらか中でのセルロースの溶解用の容易な機構を検討した。その結果,TBAH水系溶媒が,セルロースを溶解するために40~60wt%間のフレキシブルな濃度と一緒に両親媒性を変えることを見付けた。更に,TBAH中に尿素を入れると,セルロースの溶解を非常に促進できて,複合溶媒中でTBAHと尿素のハイブリッド水和物が生成した,ことが見付かった。TBAH/尿素の水系溶媒中での尿素の役割を,疎水性寄与剤と見做すことができて,それに依り溶媒系の両親媒性を調節できた。天然セルロースの結晶表面のそれに似た適切な両親媒性と共に,溶媒と結晶表面間の界面抵抗を,天然セルロースの結晶を効率的に浸潤しその後溶媒により溶解できる様に,減らすことができた。小寸法の水分子が,それをセルロース結晶中に容易に浸透できて,セルロースの本来の水素結合ネットワークの崩壊に続いていた。最終的に,TBAH/尿素複合溶媒が,雰囲気条件でセルロースの温和で,迅速なそして簡易な溶解用に提案された。水系溶媒の性能と室温溶解が,TBAH/尿素を実験室または工場でのセルロースの広範な利用のための強力なグリーン溶媒にした。
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
多成分系の相平衡・状態図一般  ,  多糖類  ,  脂肪族アミン・イミン・第四アンモニウム・インモニウム  ,  脂肪族尿素・カルバミド酸・グアニジン 

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