文献

J-GLOBAL ID：201702252860375145   整理番号：17A1202583

塗装現場における周辺技術・設備の役割 無機-有機ハイブリッド化技術によるクリヤーコーティング材の耐熱性向上

著者 (1件)： 佐熊範和 (アトミクス)
資料名： 塗装技術  (Coating Technology)
巻： 56  号： 11  ページ： 88-97  発行年： 2017年10月01日 
JST資料番号： S0442A  ISSN： 0372-0365  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 低融点ガラス等は高温から低温へ,耐熱プラスチックの挑戦は低温から高温への挑戦がある。現在そのボーダーラインが重なってきている。無鉛低融点ガラスなどは300~200°C,有機ポリマー系耐熱性材料では,使用温度350°Cのポリイミド樹脂などが存在する。「耐熱」という切り口で,ボーダーライン上に乗る第三の材料が無機-有機ハイブリッド型コーティング材にあるという提案をする。我々は,ナノシリカを無機高分子として樹脂骨格に組み込み,これまでにない特性をコーティング材に付与した技術を「ANPAT」として展開している。シリカの代わりにはナノコロイドゾルでも使用できる。熱分析測定において,本来存在するはずのアクリルの熱的分解ピークが消え,それがシリコーンに吸収された。ブレンドでは得られない新たなハイブリッド特性が発現した。ハンダのリフローによる物理的化学的ダメージのない耐熱封止材が得られた。

シソーラス用語： 塗装設備 ,  *塗装 ,  *有機-無機ハイブリッド ,  *透明塗料 ,  *耐熱性 ,  熱安定化 ,  *塗膜 ,  硬質 ,  高分子薄膜 ,  弾性係数 ,  硬度 ,  温度依存性 ,  FTIR分光法 ,  分子量分布 ,  計測 ,  誘電率 ,  粘弾性 ,  熱分析 ,  現場
準シソーラス用語： ハードコート ,  密度測定 ,  動的粘弾性

分類 (1件)： 塗料の性質  (YJ03020Q)

タイトルに関連する用語 (8件)： 塗装 ,  現場 ,  周辺技術 ,  設備 ,  役割 ,  無機-有機ハイブリッド ,  クリヤーコーティング材 ,  耐熱性