抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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背景:明細胞乳頭状腎細胞癌(CCPRCC)は,明細胞RCCと乳頭RCCを有するいくつかの形態学的および免疫組織化学的マーカーを共有する。著者等の知る限り,コア針生検標本の細針吸引(FNA)またはタッチ製剤(TPs)への細胞形態は英語文献で記述されていない。【方法】7検索例のFNA/TP細胞形態を研究した。【結果】腫瘍細胞は小病巣(100%),三次元クラスタ(71%),乳頭状/管状/腺房アレイ(43%),および単一細胞(57%)に配置した。腫瘍細胞は円柱状で(100%)と多角形(57%)であった,偏心,小型の球形から楕円核であった。核は均一に分布した,細か粒状のクロマチンを含み,平滑な核膜(100%)(Fuhrmanグレード1~2)を示した。腫瘍細胞は中程度の量小液胞(100%)と不明確な細胞質境界(100%)を含む微妙なあるいは淡明な細胞質を有していた。散乱マクロファージ(57%)と壊死(29%)を背景に同定した。容器は乳頭状コア中でみられ,腫瘍の巣を横断するまたは周辺であった。免疫化学的研究はサイトケラチン7(CK7)(100%),炭酸アンヒドラーゼIX(CA 9)(カップ状膜パターンの100%),α-メチルアシル-CoAラセマーゼ(AMACR)(50%),CD10(43%)の発現を示した。腫瘍細胞はCD117は陰性であった。【結論】CCPRCCは一緒に取られた時FNA塗抹標本とTPにCCPRCCの診断に有用であることを細胞学的特徴を示すことが分かった。コア針生検標本またはセルブロックが入手できれば,CK7,CA IX,CD10,およびAMACRを含む免疫組織化学的パネルは同族体を除くのに役立つ可能性がある。RCCのこのサブタイプはその低品位無痛性挙動に起因する明細胞RCCと乳頭状腎細胞癌との鑑別が必要である。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】