抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,実例を用いて,測定に基づく化学物質の定量的なリスクアセスメントの有効性を紹介した。化学物質のリスクの安全性と有害性の内,筆者の専門である有害性のリスクアセスメントに焦点を当てて説明した。有害性のリスク評価は,安全のマトリックスと異なり,「有害性」×「ばく露の程度」で評価するのが望ましい。ばく露の程度については,ばく露比=ばく露濃度/ばく露限界値が1を超えていればリスクが高く,それ以下であれば,リスクを許容できると考えるのが,最もシンプルな考え方である。個人ばく露測定の実際例として,製油所のガソリンの分析におけるベンゼンについて述べた。