抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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デジタルコンテンツがインターネットを介してやり取りされることが一般化した一方,知的財産権に関する問題の発生が指摘されている。問題の幅は広く具体的に把握されているとは言い難い。そこで,2016年度著作権委員会第四部会では「デジタルコンテンツの保護と利用に関する調査,研究」を行い,本稿にて報告した。具体的には,1)コンテンツ種別ごとの現況(電子書籍,音楽,映像,ゲーム,SNS・ブログ,地図),2)技術的保護手段,3)集中的管理の現状,4)海外の動向について述べた。その上で,この問題は,1)デジタルコンテンツの有効性,2)プラットフォーマーの問題,3)プラットフォーマー問題に対する法的対処(独占禁止法の問題としての側面が強いなど),4)集中管理が果たすべき役割(著作物利用許諾の円滑化及び利用料の確実な回収こそ著作権を集中管理することの大きな意義であるなど)に集約できるとして,それらについて論じた。