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J-GLOBAL ID：201702253426987537   整理番号：17A0373647

野生および養殖マガキCrassostrea gigasにおける熱と塩分ストレスへの応答【Powered by NICT】

Responses to thermal and salinity stress in wild and farmed Pacific oysters Crassostrea gigas

著者 (5件)： Yang C.-Y. (School of Biological Sciences, Flinders University, GPO Box 2100, Adelaide, SA 5001, Australia) ,  Sierp M.T. (Primary Industries and Regions, SA, 25 Grenfell Street, Adelaide, SA 5000, Australia) ,  Abbott C.A. (School of Biological Sciences, Flinders University, GPO Box 2100, Adelaide, SA 5001, Australia) ,  Li Yan (School of Biological Sciences, Flinders University, GPO Box 2100, Adelaide, SA 5001, Australia) ,  Qin J.G. (School of Biological Sciences, Flinders University, GPO Box 2100, Adelaide, SA 5001, Australia)
資料名： Comparative Biochemistry and Physiology. A. Molecular & Integrative Physiology  (Comparative Biochemistry and Physiology. A. Molecular & Integrative Physiology)
巻： 201  ページ： 22-29  発行年： 2016年 
JST資料番号： C0461B  ISSN： 1095-6433  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： マガキCrassostrea gigasはカキ養殖のための世界中の多くの国に日本から導入された潮間帯と資源競争における野生個体群局所動物群の確立をもたらした。野生カキの生理的応答を調べ,熱(15°C,25°C,37°Cおよび44°C)と塩分ストレス(3950及び60ppt)に養殖されたカキ類。温度が15°Cから25°Cと37°Cに増加した時,野生カキはより72kDa熱ショック蛋白質を生産し,塩分は39から50と60pptに増加した。しかし,温度が15°Cから亜致死温度37°Cまで増加したとき69kDa熱ショック蛋白質の量は養殖および野生カキの間で同様であったが,温度は15°Cから致死温度44°Cに上昇すると,養殖カキよりも野生カキにおいて低かった。組織において,野生カキはよりグリコーゲンを用いたA EC(アデニル酸エネルギー電荷)のレベルを増加させることによって代謝活性を促進した。結果は,養殖カキはH SP合成のための低エネルギー貯蔵と解糖活性に起因する熱ストレスに対処する限定的能力をもっていることを示唆した。本研究では,温度および塩分変化に対する野生及び養殖カキの間の特異的応答に関する実験的証拠を提供し,海洋環境における侵入カキ種の分布のパターンと気候変動の脅威に対する海洋無脊椎動物の適応に関するより良い理解をもたらした。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 個体群 ,  グリコーゲン ,  解糖 ,  ファウナ ,  暑熱ストレス ,  熱ショックタンパク質 ,  *マガキ ,  潮間帯 ,  海洋環境 ,  *塩分 ,  *養殖
準シソーラス用語： 種分布 ,  侵入 ,  代謝活性 ,  *塩分ストレス , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 熱ショック蛋白質 ,  アデニル酸エネルギーチャージ ,  グリコーゲン ,  温度 ,  解糖活性 ,  気候変動

分類 (5件)： 動物に対する影響  (EE05040R) ,  動物の生化学  (EJ01050P) ,  魚類以外の水産動物  (FH02030V) ,  動物生理一般  (EJ02010E) ,  酵素一般  (EB09010D)

タイトルに関連する用語 (4件)： 養殖 ,  マガキ ,  塩分ストレス ,  応答