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J-GLOBAL ID:201702253540700941   整理番号:17A0593419

カテコラーゼ様活性に対するin situで発生したアレーンアニオンラジカルとイミンラジカルの影響の解明:DFT支援実験研究

Unveiling the effects of the in situ generated arene anion radical and imine radical on catecholase like activity: a DFT supported experimental investigation
著者 (6件):
資料名:
巻: 46  号: 18  ページ: 5888-5900  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0270A  ISSN: 1477-9226  CODEN: DTARAF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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設計したSchiff塩基配位子4-ブロモ-2-[(2-ヒドロキ-1,1-ジメチル-エチルイミノ)-メチル]-フェノール(HL1)と,iその還元類似体4-ブロモ-2-[(2-ヒドロキ-1,1-ジメチル-エチルアミ)-メチル]-フェノール(HL2)から,2つの二核ニッケル(II)錯体,すなわちそれぞれ[Ni2(L1)2(OAc)2(H2O)2]・CH3CN(1)と,[Ni2(L2)2(SCN)2(CH3OH)2]・CH3OH(2)を合成した。通常の物理化学的技法(UV-Vis,FT-IR,ESI-MS研究と単結晶XRD)により1と2の両方を特徴付け,そしてそれらの可変温度磁性研究を行った。二核錯体1と2におけるニッケル(II)中心は,架橋フェノキシ酸素の関与により反強磁性的に結合する。アセトニトリル溶液中では,ESI-MS研究から明らかなように1と2はともに二核構造の完全性を保持する。モデル基質として3,5-ジ-tert-ブチルカテコール(3,5-DTBC)を用いて,アセトニトリル媒体中で1と2のカテコラーゼ様活性を調べた。錯体1は,錯体2より高い触媒活性を示す。ESI-MS研究は,3,5-DTBCの存在下で二核種単核エンティティに開裂し,単核種が触媒サイクルにおいて活性触媒として作用すると推定されることを示唆する。触媒反応のEPR研究は,両方の場合において触媒反応の間に有機ラジカルが生成したことを確認する。しかし,錯体1の触媒反応の場合,g=1.97で単一等方性信号が得られ,これはおそらくイミンラジカルの形成に起因する。一方錯体2による触媒反応の場合,スペクトルは超微細分解(g=2.11,2.05と1.9)の信号を示し,これによりカテコラーゼ活性に関するこの研究において新しいラジカル,すなわちアレーンアニオンラジカルの生成を示唆する。実験的観察を支持するために広範なDFT計算を行い,これにより2つの場合において機能する最も可能性のある機構的経路を提案した。アレーンラジカルを上回るイミンラジカル経路の高い効率を,DFT計算により合理化した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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コバルトとニッケルの錯体  ,  酵素一般 
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