抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
東京の下水道は,明治17年の神田下水の整備から約130年経ち,現在約1万6,000kmの管きょが整備されているが,その内の11%にあたる約1,800kmが耐用年数を超えている。東京都下水道局(以下,当局)では,管きょの再構築を進めており,下水道幹線については,調査に基づき対策が必要な幹線を優先して再構築を行っている。幹線再構築は,更生工法を中心に進めているが,平常水位が高く再構築工事が困難なものがある。そこで,まず既設幹線の水位を下げるために,流入してくる下水の流れを切り替えるための代替幹線の整備を進める必要がある。千代田幹線整備事業の主な目的は,この代替幹線としての機能を果たさせることである。千代田幹線整備事業は,東京都心の幹線道路下に,JR飯田橋駅近傍の作業基地から,当局の芝浦水再生センター管理棟前までの延長約8.7kmの幹線を,トンネル外径5.5m,土被り約50mで布設するものである。本文は,千代田幹線の施工概要と多目的な千代田幹線整備事業の概要について記した。