文献

J-GLOBAL ID：201702253641162118   整理番号：17A0492372

界面における電解質 X線定在波を用いる最初の数ナノメートルへのアクセス

Electrolytes at interfaces: accessing the first nanometers using X-ray standing waves

著者 (8件)： ben Jabrallah Soumaya (Laboratoire Interdisciplinaire sur l’Organisation Nanometrique et Supramoleculaire, NIMBE, CEA, CNRS, Universite Paris-Saclay, CEA Saclay 91191 Gif sur Yvette Cedex, France. [e-mail]) ,  Malloggi Florent ,  Belloni Luc ,  Girard Luc ,  Novikov Dmitri ,  Mocuta Cristian ,  Thiaudiere Dominique ,  Daillant Jean
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 19  号： 1  ページ： 167-174  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： イオン-表面相互作用は広範囲の技術的,環境および生物学的問題において高い実用的重要性をもつ。特に,イオン-表面相互作用は電気二重層構造,従って水溶液中の粒子の相互作用を最終的に制御する。多くの研究成果にも拘らず,適切な分解能による表面組成の実験的決定がないために,その理解は未だに限定されている。この課題の解決に向けて,ナノ閉込めとX線定在波の組合せにより固液界面のイオン濃度のサブナノメートル分解能による決定法を開発した。KCl/CsClおよびKCl/KI混合物のシリカ表面濃度0.1mM~10mMにおける測定によりバルク/Stern層間のイオン分配ならびにStern層中の分布について定量的情報を得た。カリウムイオンの分配について本結果は最近のAFM研究と一致した。KCl/KI混合物では塩素イオンはヨウ素イオンよりも表面選好性が高く,Stern層内の高濃度および溶液水界面に比べて平均で約1~2Å接近を示した。これらのデータと分子シミュレーションの対比によって水溶液界面におけるイオン分布の詳細な理解が得られるであろう。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *固液界面 ,  濃度分布 ,  *X線回折 ,  空間分解能 ,  高分解能 ,  塩化カリウム ,  ヨウ化カリウム ,  塩化セシウム ,  *境界層 ,  電気二重層 ,  *水溶液 ,  *電解質溶液 ,  二酸化ケイ素 ,  表層構造
準シソーラス用語： Stern層 ,  *X線定在波法 ,  シリカ ,  界面層 ,  界面相互作用 ,  組成分析 ,  *電解質水溶液 ,  表面組成 ,  *表面濃度

分類 (2件)： 固-液界面  (CB12050B) ,  X線回折法  (BK01020I)

タイトルに関連する用語 (6件)： 界面 ,  電解質 ,  X線 ,  定在波 ,  メートル ,  アクセス