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J-GLOBAL ID：201702253643283305   整理番号：17A1608225

高Peclet数での二峰性懸濁皮膜の蒸発における二段階移動

Two-step migration of particles in evaporating bimodal suspension films at high Peclet numbers

著者 (2件)： TASHIMA Tomonori (Kyushu Inst. of Technol., Fukuoka, JPN) ,  YAMAMURA Masato (Kyushu Inst. of Technol., Fukuoka, JPN)
資料名： Journal of Coatings Technology and Research  (Journal of Coatings Technology and Research)
巻： 14  号： 5  ページ： 965-970  発行年： 2017年09月 
JST資料番号： H0021C  ISSN： 1547-0091  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 速い乾燥条件下では,二峰性コロイド懸濁液中のより小さい粒子は,優先的に蒸発表面上に分離する。しかし,これまでの仮説,例えば,重力駆動沈降や静電反発による仮説では,粒子分離の基本的な物理現象を部分的にしか説明することがでない。従って,粒子状塗料の実用性にもかかわらず,厳密な移動機構は,未だに議論の対象であり続けている。そこで本研究では,高Peclet数での二峰性懸濁皮膜において,大きな非蛍光ラテックス粒子と,共分散する小さな蛍光ラテックス粒子の移動を調べた。リアルタイムフォトルミネセンス(PL)顕微鏡法を使用し,測定PL強度と計算PL強度の比較により,蒸発表面近傍の小さな粒子の量の決定を試みた。得られた知見を以下に示す。1)蛍光粒子が2つのステップで分離することを明らかにした。2)蒸発ステップの初期で一次偏析が起こるが,気液界面が粒子固結層に侵入すると二次的なステップワイズ移動が生じた。後者の移動は,大きな粒子間の間隙を通って移動する小さな粒子の流動誘発運動に起因した。

シソーラス用語： *分布 ,  コロイド ,  *懸濁液 ,  Peclet数 ,  乾燥 ,  *移動 ,  物質移動 ,  粒子 ,  サイズ効果 ,  多段処理 ,  *ラテックス ,  エマルション塗料 ,  *蛍光体 ,  光ルミネセンス ,  顕微鏡 ,  光学模型 ,  数値計算 ,  気液界面 ,  *塗膜 ,  *二峰分布
準シソーラス用語： ステップワイズ移動 ,  二段プロセス

分類 (1件)： 塗料の性質  (YJ03020Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： Peclet数 ,  懸濁 ,  皮膜 ,  蒸発 ,  段階