抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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モスクワ市は慢性的な交通渋滞が深刻で,ロシアの経済活動を阻害する状況にまで陥っている。このため,現在,モスクワ市では大規模な信号システムの更新をはじめ,交通ソリューションの刷新を図ろうとしている。国立研究開発法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)とモスクワ市交通管制センター(TsODD:Tsentr Organizatsii Dorozhnogo Dvizheniya)は,交通渋滞解消のための高度交通信号システムの実証実験を実施することで合意し,当社と野村総合研究所が共同でこの事業を実施することとなった。当社が開発した,自律分散信号制御(ARTEMIS)は,交差点間でリアルタイムに交通情報や信号制御情報を交換,このデータを元に交差点に流入する交通量を予測して,“信号待ち時間が最小”になるように信号制御を最適化するシステムである。国内で実績のあるこの技術をモスクワ市に導入して各交差点での信号待ち時間を減少させて,省エネおよび温室効果ガス排出削減を図る。(著者抄録)