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J-GLOBAL ID:201702253708827747   整理番号:17A0856518

Toxoplasma gondiiに慢性的に感染したスナネズミ脳におけるiTRAQベースの微分プロテオーム解析【Powered by NICT】

iTRAQ-based differential proteomic analysis in Mongolian gerbil brains chronically infected with Toxoplasma gondii
著者 (20件):
資料名:
巻: 160  ページ: 74-83  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0073A  ISSN: 1874-3919  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究の目的は,慢性Toxoplasma gondii(T.gondii)PRU株感染中のスナネズミ脳において差次的に調節された蛋白質と特異的シグナル伝達経路を検出した。著者らは,T.gondiiに感染したスナネズミの脳は対照脳組織と比較した場合,4935--蛋白質をdetecte,110蛋白質は異なる発現をしていた(>/=2.0倍,p値<0.05)にiTRAQに基づく戦略を用いた。は認証と定量的リアルタイムPCR及びウェスタンブロット(WB)によるiTRAQ結果の精度,質量分析と一致したことを確認した。経路解析とGO(遺伝子オントロジー)注釈は,免疫応答,代謝および神経学的過程,神経成長と神経伝達物質輸送に関連するいくつかの経路の脱調節を示した。iTRAQ法によって,著者らはT.gondiiの慢性感染を伴うスナネズミの脳組織の比較プロテオームプロファイルを得た。パルブアルブミン,ドレブリンまたはシナプトタグミンのような,神経学的経路に関与するいくつかの差次的に発現した蛋白質はT.gondiiに起因する中枢神経系(CNS)損傷の理解を向上させるためにさらに調査することができた。T.gondiiはCNSを優先してほぼすべての有核細胞に感染することができ,それはToxoplasma脳炎(TE)を誘導することができる。しかし,TEに関連した寄生虫と宿主との間の病因と機序はほとんど解明されていない。世界人口の約30%はT.gondii潜伏感染を有すると考えられる患者>90%はTEの死亡したが,二次麻ひの割合も高い。TEの患者は焦点と拡散神経学的病変を伴う高度に変化した神経学的症状を有する可能性があり,精神症状と行動障害はしばしば伴い,Alzheimer病(AD)のようなであった。慢性T.gondii感染による蛋白質発現の差を明らかにするために比較プロテオミクス解析を示した。この解析の結果は,TEの病因に関与する重要な蛋白質の同定に役立つ可能性がある。これに加えて,本研究は,T.gondiiの慢性感染における宿主-寄生生物関係の基礎となる分子機構のより良い理解に寄与し,TEに対する新しい治療法のさらなる開発を容易にすることができる。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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蛋白質・ペプチド一般  ,  生物学的機能 

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