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J-GLOBAL ID：201702253713755583   整理番号：17A0935980

金ナノ粒子に結合した光化学系II蛋白質複合体の蛍光特性【Powered by NICT】

Fluorescence property of photosystem II protein complexes bound to a gold nanoparticle

著者 (8件)： Tahara Kazuki (Division of Material Science, Graduate School of Science, Nagoya University, Furo-cho, Chikusa-ku, Nagoya, 464-8602, Japan. [e-mail]) ,  Mohamed Ahmed ,  Kawahara Kousuke ,  Nagao Ryo ,  Kato Yuki ,  Fukumura Hiroshi ,  Shibata Yutaka ,  Noguchi Takumi
資料名： Faraday Discussions  (Faraday Discussions)
巻： 198  ページ： 121-134  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0377A  ISSN： 1359-6640  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水の酸化のための効率的な光アノードシステムの開発は,人工光合成の成功への鍵である。著者らは以前に,金ナノ粒子(GNP)上に,水の酸化のための効率的な自然光触媒である光化学系II(PSII)蛋白質を集合した光駆動水分解ナノデバイス(Nojiら,J.Phys.Chem.Lett.,2011年,2年,2448 2452)のアノードシステムとしてPSII GNP複合体を調製した。本研究では,静的および時間分解蛍光測定により,自由PSII蛋白質のそれと比較してPSII GNP複合体の蛍光特性を特性化した。は77Kで測定した静的蛍光スペクトルにおいて,683nmでの主要なピークの振幅は有意に減少し,693nmの赤色ショルダはPSII GNPで消失したことが示された。時間分解蛍光測定は,683nmでのピコ秒成分は自由PSIIよりPSII GNPにおける1.4 2.1倍速く減衰し,主要な蛍光ピークの観測された消光を説明することを示した。添加では,693nmにおける赤色クロロフィルから生じるナノ秒減衰成分はGNPとの相互作用によるPSII GNPの時間分解蛍光で失われ,これは恐らくこのクロロフィルの構造摂動によるものであった。これら蛍光特性と一致して,強い光照射中におけるPSIIの分解は遊離PSIIよりPSII GNPで二倍遅かった。PSIIの強化された耐久性は,人工光合成装置の開発におけるPSII GNP共役の有利な特性である。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： 相互作用 ,  *光化学系II ,  共役 ,  *蛍光 ,  キャラクタリゼーション ,  *タンパク質 ,  クロロフィル ,  触媒 ,  光照射 ,  蛍光スペクトル ,  *複合体
準シソーラス用語： 水分解 ,  プラズマ源イオン注入 ,  人工光合成 ,  *金ナノ粒子 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 無機化合物一般及び元素  (CD01010D) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

タイトルに関連する用語 (3件)： 金ナノ粒子 ,  光化学系II蛋白質複合体 ,  蛍光特性