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J-GLOBAL ID:201702253727682537   整理番号:17A1482239

抗うつ薬ブプロピオンはセロトニン3A型受容体の負のアロステリック調節因子である【Powered by NICT】

The antidepressant bupropion is a negative allosteric modulator of serotonin type 3A receptors
著者 (9件):
資料名:
巻: 113  号: PA  ページ: 89-99  発行年: 2017年 
JST資料番号: H0537A  ISSN: 0028-3908  CODEN: NEPHBW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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FDA承認抗抑うつ薬および禁煙薬物ブプロピオンはドーパミンとノルエピネフリン再取り込み輸送体,イオンチャンネルのCys-ループスーパーファミリーのカチオン導電性メンバーであるニコチン性アセチルコリン受容体(nAChRs),およびより広く五量体リガンド依存性イオンチャンネル(pLGIC)を阻害することが知られている。本研究では,カチオン選択的セロトニン3A型受容体(5HT_3ARs)の機能を阻害するブプロピオンとその主要代謝物ヒドロキシブプロピオンの能力を検討し,さらにこれらの受容体でのブプロピオンの薬理学的効果を特性化した。マウス5HT_3ARsは異種HEK-293細胞又はアフリカツメガエル卵母細胞平衡結合研究のためので発現していた。さらに,後者の発現系は二電極電位クランプ記録を用いて機能的研究に利用した。ブプロピオンおよびヒドロキシブプロピオンの両方が5HT_3ARsからセロトニン通門電流を阻害した87μMと112μMの阻害能力と可逆的,用量依存的であった。特に,ヒドロキシブプロピオンの測定IC_50値はその治療的に関連した濃度以内であった。ブプロピオンによる遮断は主に非競合的と非使用依存性であった。カチオン選択性pLGICでその調節とは異なり,ブプロピオンはアニオン選択pLGICの機能の有意な阻害を示さなかった。要約すると,著者らの結果は,5HT_3ARのブプロピオンによるアロステリック阻害を示した。重要なことに,ブプロピオンの主要活性代謝産物は脳における臨床的に関連した濃度を達成する可能性を考えると,著者らの新しい知見はその抗うつ効果の基礎をなすまだ同定されていない薬理学的原理を明らかにした。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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細胞膜の受容体  ,  向精神薬の基礎研究 
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