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J-GLOBAL ID：201702253782646857   整理番号：17A1629111

イントロンは遺伝子発現を増強するか【Powered by NICT】

How introns enhance gene expression

著者 (1件)： Shaul Orit (The Mina and Everard Goodman Faculty of Life Sciences, Bar-Ilan University, Ramat-Gan 5290002, Israel)
資料名： International Journal of Biochemistry & Cell Biology  (International Journal of Biochemistry & Cell Biology)
巻： 91  号： PB  ページ： 145-155  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0255C  ISSN： 1357-2725  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 多くの真核生物では,哺乳類,植物,酵母,昆虫類を含む,イントロンは転写因子に対する結合部位としての機能化を受けない遺伝子発現を増加させることができる。この現象は,「イントロン媒介増強」と名付けた。イントロンは転写,核輸送,及び転写体安定性の速度に影響を及ぼすことによって転写レベルを増加させることができる。さらに,イントロンはm RNA翻訳の効率を高めることができる。本レビューでは,これらの過程に関する現在の知識を論じた。IMEにおけるスプライシングおよび転写および翻訳開始部位への相対的なイントロン位置の重要性の役割を検討した。異なるイントロン,同じ遺伝子の同じ位置に存在し,同様の高い効率でスプライスされた,を用いて,発現に非常に異なる影響を持つことができない理由問題に-かなり刺激に対する影響がほとんどから特に重点を置いた。この状況は,少なくとも部分的にはm RNAの蓄積または翻訳効率を高めるために特殊な能力を持つスプライシング無関係なイントロン要素の同定によって説明することができる。異なる遺伝子および実験系におけるイントロンの影響の間の観測された大きな変化につながる可能性がある多くの要因を明らかにした。「イントロンは遺伝子発現を増強しているか」という問いには唯一の,明確な解答であることが示唆された。むしろ,各イントロン遺伝子組合せは,認識可能な結果に導くプロセスの独自の混合物を受ける可能性がある。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *遺伝子発現 ,  *遺伝子 ,  結合部位 ,  真核生物 ,  *イントロン ,  昆虫類 ,  転写因子 ,  mRNA ,  哺乳類 ,  酵母
準シソーラス用語： 翻訳効率 ,  翻訳開始 ,  核輸送 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： イントロン媒介増強(IME) ,  エキソン接合部複合体(EJC) ,  スプライシング ,  翻訳調節 ,  転写調節 ,  U1snRNA

分類 (1件)： 遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (3件)： イントロン ,  遺伝子発現 ,  増強