3つの新規多核Cu5,Cu8,及びCu12クラスタの準柔軟性のアミノトリアジン系ビス-メチルピリジン配位子の利用による合成

Chiang Chun-Hung; Tzeng Yen-Wen; Yang Chen-I.; Nakano Motohiro; Wan Wun-Long; Lai Long-Li; Lee Gene-Hsiang

文献

J-GLOBAL ID：201702253802458977 整理番号：17A0500230

3つの新規多核Cu₅,Cu₈,及びCu₁₂クラスタの準柔軟性のアミノトリアジン系ビス-メチルピリジン配位子の利用による合成

The synthesis of three new Cu₅, Cu₈ and Cu₁₂ clusters via the use of a semi-flexible aminotriazine-based bis-methylpyridine ligand

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資料名：
巻： 46 号： 4 ページ： 1237-1248 発行年： 2017年
JST資料番号： A0270A ISSN： 1477-9226 CODEN： DTARAF 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

3つの新規多核Cu₅,Cu₈,及びCu₁₂クラスタが,準柔軟性のアミノトリアジン系ビス-メチルピリジン配位子,N²,N²-ジベンジル-N⁴,N⁶-ジ(ピリジルメチル)-1,3,5-トリアジン-2,4,6-トリアミン(H₂dpmta)を利用して実現された。Cu(ClO₄)₂・6H₂OのH₂dpmtaとの^i-PrOH中での反応は,[Cu₅(OH)₄(H₂dpmta)₂(ClO₄)₄(H₂O)₄](ClO₄)₂・Et₂O・5・^i-PrOH(1)を与えた。Cu(ClO₄)₂・6H₂OとH₂dpmtaの^i-PrOH/CH₂Cl₂中でのPhCO₂Naの存在下での同様の反応は,錯体[Cu₈(OH)₆(O₂CPh)₄(H₂dpmta)₂(ClO₄)₄(^i-PrOH)₂](ClO₄)₂・2CH₂Cl₂・2^i-PrOH(2)を与えた。錯体[Cu₁₂O₃(OH)₂(Hdpmta)₂(dpmta)₂(O₂CMe)₈](ClO₄)₂・2MeCN(3)は,[Cu₂(O₂CMe)₄]・2H₂OのMeCN/CH₂Cl₂中でのH₂dpmtaとNaClO₄との反応から得られた。単結晶X線回折測定が,これらの錯体に実行された。(1)のCu₅クラスターは,長方形様配置で平面状の[Cu₅(μ-OH)₄]⁶⁺コアからなる。(2)のCu₁₂クラスタは,2つの[Cu₄(OH)₂]⁶⁺バタフライ型サブユニットの[Cu₈(μ₃-OH)₄(μ-OH)₂]¹⁰⁺コア・インフュージョン示す。錯体(3)は,湾曲した[Cu₁₂(μ₄-O)₃(μ-OH)₂]¹⁶⁺コア構造を有し,この中で,中央[Cu₄(μ₄-O^2-)]の平面四角型構造基が,2つの[Cu₄(μ₄-O)(μ₃-OH)]のバタフライ型サブユニットと結合する。これらの3つの錯体の磁気特性が,温度可変の高磁場帯磁率の測定によって特性化された。磁気分析は,(1)中のCu(II)イオンの間での単一OH^-架橋によって強い反強磁性相互作用が仲介され,S=3/2のスピン基底状態をもたらすことを示した。錯体(2)で,分子内反強磁性相互作用と強磁性相互作用の両方が,Cu(II)イオンの間で支配され,S=2のスピン基底状態をもたらす。錯体(3)は反強磁性結合を示す。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

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第11族,第12族元素の錯体 , 有機化合物の磁性

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