抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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バングラデシュの投資環境の概要について調査し,次に産業集積の形成状況,イノベーションの萌芽について考察した。まず,投資環境についてはバングラデシュ統計局,中央銀行の入手可能な統計を用いて概観した。同国の賃金はアジア最低水準であるが,縫製産業の基礎があり,インドに続き,次の投資受け入れ先になると思われる。日系企業の進出形態は,1)輸出志向の低コスト生産型,2)国内市場向け販売型,3)中間投入・派生サービス型,4)CSR・BOP型,の4種類があげられ,多数の企業が地元雇用を創出しながら進出している。イノベーションとは,新しい財,生産方法,販売方法,調達方法,組織形態などを結びつけ,新しい価値を生むことと考えられる。日系企業による事例を紹介した。現地の過酷な経営環境の中で,現地に好ましい影響を及ぼしている。