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J-GLOBAL ID:201702254110897776   整理番号:17A0151354

非典型的な5′開始部位からの翻訳は腫瘍イニシエーションを促進する

Translation from unconventional 5′ start sites drives tumour initiation
著者 (12件):
資料名:
巻: 541  号: 7638  ページ: 494-499  発行年: 2017年01月26日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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翻訳制御が腫瘍のイニシエーションや悪性度に影響を及ぼす仕組みの解明は始まったばかりである。本研究で我々は,in vivoでの表皮特異的なリボソームプロファイリング法を用い,正常な恒常性から悪性状態へと移行する間に起こる翻訳の全体像を調べた。我々は,発がん性RAS関連がんで広く発現しているSOX2を誘導できるマウスモデルを使い,翻訳やタンパク質合成が広範囲に減少するにもかかわらず,特定の発がん性mRNAはそれを免れていることを明らかにする。腫瘍イニシエーションの際に,翻訳装置は非典型的な上流開始部位へ転送され,発がん性mRNAの翻訳効率を高める。翻訳調節因子のin vivo RNA干渉スクリーニングでは,典型的eIF2複合体の減少は正常な増殖には悪影響を及ぼすが,発がん性の増殖には影響しないことが分かった。逆に,非典型的な開始因子eIF2Aは,がんのプログレッションに必須であり,その際にeIF2Aはこれらの上流部位での翻訳開始を仲介し,翻訳とタンパク質発現を別個に変化させる。今回の知見により,がんにおける5′非翻訳領域の翻訳における役割が解明され,治療的介入の新たな標的が明らかになった。Copyright Nature Japan KK 2017
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分類 (2件):
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発癌機序・因子  ,  遺伝子発現 
タイトルに関連する用語 (4件):
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