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J-GLOBAL ID：201702254151401830   整理番号：17A1105905

カテゴリー判断法による自動車シートの乗り心地評価の可能性

Possibility of Ride Comfort Evaluation of Automobile Seat by the Category Judgement Method

著者 (3件)： 樹野淳也 (近畿大 工) ,  竹原伸 (近畿大 工) ,  前田節雄 (近畿大 総合社会)
資料名： ヒューマンファクターズ  (Human Factors in Japan)
巻： 22  号： 1  ページ： 18-29  発行年： 2017年08月31日 
JST資料番号： L3556A  ISSN： 1349-4910  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 従来の自動車シートの評価では,振動伝達率のような客観的な物理量による評価が一般的であり,乗り心地を判断する人間の心理的な主観量への影響が考慮されていなかった。そこで,本研究では,物理量だけでなく心理量を組み入れた評価手法を,自動車シートの乗り心地評価への適用を試みるための実験を行った。具体的には,5種類の供試シートを簡易なドライビング・シミュレータに搭載し,20名の実験参加者からの主観的な不快度を得るとともに,コース上にバンプを配置することで設けられた振動ばく露区間の振動加速度を測定した。その結果,振動加速度と不快度を結びつけた尺度構成の結果を用いることにより,シート特性の把握が可能になることを示した。ISO2631-1に基づいた振動加速度の測定には検討すべき課題が多いことから,ヨーイングやローリングの発生するコースレイアウトへの変更などシート評価の実験継続だけでなく,振動加速度の測定に関する研究を並行して行う必要があることを認識した。(著者抄録)

シソーラス用語： 部品 ,  *自動車付属装置 ,  *乗り心地 ,  カテゴリー ,  *心理効果 ,  *振動 ,  身体部位 ,  感覚 ,  指数 ,  快適性 ,  *訓練用シミュレータ ,  加速度 ,  振動解析 ,  *スケーリング【計数】
準シソーラス用語： 自動車部品 ,  *自動車シート ,  *全身振動 ,  不快感 ,  不快指数 ,  *ドライビングシミュレータ ,  振動加速度 ,  *尺度構成

分類 (2件)： 振動,乗心地  (QG02030D) ,  車体構造とぎ装  (QG03060R)

引用文献 (29件)：

• (1) 吉村信哉;タイヤの振動特性,日本ゴム協会誌,Vol. 61, No. 1, 19-29, 1988.
• (2) Lee, T. K. and Kim, B. S. ; Vibration analysis of automobile tire due to bump impact, Applied Acoustics, Vol. 69, No. 6, 473-478, 2008.
• (3) Yokota, Y., Asami, K., Hamajima, T., Nakajima, N.; Toyota Electronic Modulated Suspension (TEMS) System for the 1983 Soarer, SAE Technical Paper, No. 840341, 1984.
• (4) Tanaka, T., Tani, M., Yuasa, H., Mimuro, T., Yoshida, H.; Active Control Technology For Passenger Car, SAE Technical Paper, No. 885105, 1988.
• (5) Satoh, M., Fukushima, N., Akatsu, Y., Fujimura, I. , Fukuyama, K.; An active suspension employing an electrohydraulic pressure control system,\nProceedings of the 29th IEEE Conference on Decision and Control, pp.2226- 2231, 1990.

タイトルに関連する用語 (4件)： 自動車 ,  乗り心地 ,  評価 ,  可能性