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J-GLOBAL ID：201702254156319617   整理番号：17A0763530

Nb₄AC₃MAX相(A=Al,Si,Ga,Ge)におけるIII族,IV族元素の役割と,電子的および光学的性質の異方性挙動

The role of group III, IV elements in Nb₄AC₃ MAX phases (A = Al, Si, Ga, Ge) and the unusual anisotropic behavior of the electronic and optical properties

著者 (8件)： Fu Yu-dong (College of Material Science and Chemical Engineering, Harbin Engineering University, Harbin 150001, China) ,  Wang Baochang ,  Teng Yue ,  Zhu Xiao-shuo ,  Feng Xiao-xue ,  Yan Mu-fu ,  Korzhavyi Pavel ,  Sun Weiwei
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 19  号： 23  ページ： 15471-15483  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ニオブ系Nb₄AlC₃,Nb₄SiC₃,Nb₄GeC₃およびNb₄GaC₃を密度汎関数理論により調べた。既知のNb₄AlC₃とともに,Nb₄AC₃(A=Al,Si,Ga,Ge)の種々特性に対するIII族,IV元素の役割を系統的に調べ,特にバルク弾性率,せん断弾性率,およびヤング率は延性の理解に役立った。研究対象とした化合物はすべて機械的に安定であり,Nb-4d状態がフェルミレベルで支配的であることから生じる金属的性質も示す。典型的な4d-2p混成は強力なNb-C共有結合をもたらし,NbとAとの間の比較的弱い4d-3p(4p)混成を同定した。後者は材料の性能に摂動を与える。Nb₄AC₃中のA元素を変化させることにより,化学結合の共有結合性およびイオン性を決める混成とp状態の位置および幅が変化した。Nb₄SiC₃でフェルミ準位の高密度状態とフェルミ面のネスティング効果を特定し,異常な異方性挙動と関連付けた。さらに,Nb₄GeC₃は,非常に有望な太陽熱障壁材料候補であると予測される。全体として,本研究は,Nb₄AC₃化合物の電子構造および物理的性質におけるA元素の役割についての洞察を与えている。ここで確立した傾向および規則は,所望の特性を持つ機能性セラミック材料の設計に役立つであろう。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *密度汎関数法 ,  弾性係数 ,  剛性率 ,  Young率 ,  延性 ,  機械的性質 ,  *異方性 ,  *ニオブ化合物 ,  *アルミニウム化合物 ,  *炭化物 ,  *ケイ素化合物 ,  *ゲルマニウム化合物 ,  *ガリウム化合物 ,  *電子構造 ,  *物理的性質 ,  三成分系 ,  *層状化合物 ,  Fermi準位
準シソーラス用語： *MAX相 ,  *ニオビウム化合物 ,  *光学異方性 ,  弾性率 ,  *密度汎関数理論 ,  剪断弾性率

分類 (3件)： セラミック・磁器の性質  (YC03030G) ,  光物性一般  (BM08010A) ,  電子構造一般  (BM02010K)

タイトルに関連する用語 (9件)： Si ,  Ga ,  Ge ,  III族 ,  役割 ,  電子 ,  光学的性質 ,  異方性 ,  挙動