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J-GLOBAL ID:201702254173965780   整理番号:17A0861218

KURAMA-IIを用いた走行サーベイ測定による東日本での天然放射性核種の空間線量率評価

Evaluation of Ambient Dose Equivalent Rates Owing to Natural Radioactive Nuclides in Eastern Japan by Car-Borne Surveys Using KURAMA-II
著者 (3件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 63-80(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: L4596A  ISSN: 1347-2879  CODEN: JNSTAX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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福島第一原子力発電所事故に伴い,大量の放射性物質が東日本の広範囲に飛散・付着した。事故直後から,サーベイメータを用いた空間線量率測定,土壌沈着量のin situ測定等が行われ,測定結果の分布マップ作成が継続的に実施されている。これまでのマッピング事業における走行サーベイの測定結果は,自然放射線由来のバックグランド成分の弁別の難しさから,これを含んだ空間線量率であったが,東日本における空間線量率は年々低下しており,事故由来の放射性物質と自然放射線由来の弁別は,不可欠になりつつある。本研究では,特定のエネルギーバンドの計数率に対する空間線量率の関係式(フィッティング関数)を作成する。この手法の利点は,放射性セシウムの影響のない場所でフィッティング関数を求めておけば,放射性セシウムの存在する環境であっても,任意の地点で同じ測定機器を用いて計数率を測定すれば,自然γ線による空間線量率を得ることができ,かつ,放射性セシウムの寄与分を評価できることである。1,400~2,000keVのエネルギー範囲に関して,計数率と空間線量率の関係はよい直線性を示し,測定データに対し,1次関数フィッティングをした結果,自然γ線評価式はy=0.79Xとなり,決定係数は0.93でフィッティング結果は,良好であった。また本研究で評価したバックグラウンドの分布傾向は,東日本地域での地質学的特徴を表しており,過去の空間線量率測定結果とも,符合するものであった。
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著者キーワード (16件):
分類 (1件):
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環境の汚染及び防止 
引用文献 (29件):
  • 1) 文部科学省,平成23年度科学技術戦略推進費「放射性物質による環境影響への対策基盤の確立」『放射性物質の分布状況等に関する調査研究』,「東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い放出された放射性物質の分布状況等に関する調査研究結果(第一次調査)」,「放射線量等分布マップの作成等に関する報告書(第1編)」,http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/6000/5235/view.html, [in Japanese].
  • 2) 文部科学省,平成23年度放射能測定調査委託事業「福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の第二次分布状況等に関する調査研究」,http://fukushima.jaea.go.jp/initiatives/cat03/entry02.html, [in Japanese].
  • 3) 文部科学省,平成24年度放射能測定調査委託事業「福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の長期的影響把握手法の確立」,http://fukushima.jaea.go.jp/initiatives/cat03/entry05.html, [in Japanese].
  • 4) 原子力規制委員会原子力規制庁,平成25年度原子力規制庁委託事業「平成25年度東京電力(株)福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の長期的影響把握手法の確立」,http://fukushima.jaea.go.jp/initiatives/cat03/entry06.html, [in Japanese].
  • 5) 原子力規制委員会原子力規制庁,平成26年度原子力規制庁委託事業「東京電力(株)福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の分布データの集約及び移行モデルの開発」,http://fukushima.jaea.go.jp/initiatives/cat03/entry07.html, [in Japanese].
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