抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:ヒト脂肪組織細胞外マトリックス足場を調製し、その脱細胞効果、成分、機械的性質、細胞適合性などの指標を予備的に測定し、脂肪組織工学のために理想的な足場材料を探す。方法:正常な脂肪組織25gを繰り返し凍結融解、酵素消化、有機溶剤による脂質の抽出、凍結乾燥などの処理を行い、成人の脂肪組織細胞外マトリックスのステントを調製した。ステントの性状を観察し、HE染色、Masson染色、DAPI蛍光染色を行い、ステントの脱細胞効果を観察した。免疫組織化学染色により細胞外マトリックス(IV型コラーゲン、ラミニン)の保持状況を測定した。足場の微細構造を走査電子顕微鏡で観察した。万能機械試験機を用いて,機械的性質を試験した。酵素消化法によりヒト脂肪間葉系幹細胞(human adipose-derived stem cells、hADSCs)を抽出し、第3代細胞とヒト脂肪組織細胞外マトリックス足場を複合培養し、細胞適合性を測定した。CCK8により細胞増殖活性を測定し、走査型電子顕微鏡により細胞接着状況を観察し、脂肪誘導を行い、14d後に細胞-足場複合物凍結切片を行い、オイルレッドO染色を行い、細胞の脂肪分化状況を観察した。【結果】脂肪組織の細胞外マトリックスは海綿状の網状構造を示した。脱細胞は比較的に徹底し、細胞外マトリックス成分IV型コラーゲン及びラミニンの保持は比較的に良く、機械的性質は正常に比べて低下した。足場とhADSCsの複合培養により、細胞は足場上で増殖、粘着、分化が良好であった。結論:調製したヒト脂肪組織細胞外マトリックス足場は比較的完全な細胞外マトリックス成分を保持し、細胞適合性が良く、脂肪組織工学の理想的な足場材料である。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】