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J-GLOBAL ID：201702254312858471   整理番号：17A0716325

310Sオーステナイト系ステンレス鋼の等温処理とサイクル熱処理

Isothermal and Cyclic Aging of 310S Austenitic Stainless Steel

著者 (6件)： PARRENS Coralie (Univ. Toulouse, Toulouse, FRA) ,  PARRENS Coralie (Safran Landing Systems, Bidos, FRA) ,  LACAZE Jacques (Univ. Toulouse, Toulouse, FRA) ,  MALARD Benoit (Univ. Toulouse, Toulouse, FRA) ,  DUPAIN Jean-Luc (Safran Landing Systems, Bidos, FRA) ,  POQUILLON Dominique (Univ. Toulouse, Toulouse, FRA)
資料名： Metallurgical and Materials Transactions. A. Physical Metallurgy and Materials Science  (Metallurgical and Materials Transactions. A. Physical Metallurgy and Materials Science)
巻： 48  号： 6  ページ： 2834-2843  発行年： 2017年06月 
JST資料番号： E0265B  ISSN： 1073-5623  CODEN： MTTABN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 室温と870°Cの間の熱サイクルにさらされた310Sステンレス鋼部品は大きな損傷と大きなクリープ歪速度を示す。この問題の解明のために,870°Cで等温焼鈍した場合と室温から昇温して870°Cで2時間保持してその後に水冷のサイクル熱処理をした場合とでσ相の析出を比較した。サイクル時効した試料に析出したσ相の体積量は2時間の等温時効を施した試料のそれよりもはるかに多かった。310Sにおけるσ相の析出は核発生が律速であり,熱サイクルはオーステナイト内部や粒界でσ相の核発生を強くトリガーすることを確認した。室温で過飽和になって析出の化学的駆動力が大きいことや急冷によって局所的応力が発生して転位が新しい核発生サイトになることが原因として挙げられる。

シソーラス用語： *オーステナイト系ステンレス鋼 ,  *熱サイクル ,  試験 ,  焼なまし ,  *σ相 ,  *析出 ,  クリープ速度 ,  核形成 ,  等温過程 ,  水冷 ,  体積率 ,  転位【結晶】
準シソーラス用語： *SUS310 ,  等温焼なまし ,  熱サイクル試験

分類 (1件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N)

タイトルに関連する用語 (3件)： オーステナイト系ステンレス鋼 ,  サイクル ,  熱処理