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J-GLOBAL ID:201702254372892357   整理番号:17A1047981

効率的な長波長熱活性化遅延蛍光発光体を実現するための一重項-三重項エネルギーギャップの理論的調節 置換基の影響【Powered by NICT】

Theoretical tuning of the singlet-triplet energy gap to achieve efficient long-wavelength thermally activated delayed fluorescence emitters: the impact of substituents
著者 (4件):
資料名:
巻: 19  号: 32  ページ: 21639-21647  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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高効率熱活性化遅延蛍光(TADF)材料の開発で大きな進歩がなされた。しかし,高効率長波長TADF発光体開発は,最低一重項励起状態(S1)と三重項励起状態(T1)間の小エネルギーギャップ(ΔEST)と比較的大きな蛍光速度を一分子で同時に達成するのが難しいため,尚,難題である。ここでは,電子ドナーとしてのN3,N3,N6,N6-テトラフェニル-9H-カルバゾール-3,6-ジアミン(DAC-IIと呼ぶ)と2-フェニル-キノキサリンに基づく電子アクセプタを用いた11のドナー-アクセプタ(D-A)型分子を,種々の電子供与基と電子吸引基のアクセプタへの導入とドナー(D)とアクセプタ(A)間の結合位置変更により,設計した。量子化学計算では,アクセプタのフェニル環への電子供与基(-OCH3と-CH3)導入(つまり分子2と3)が分子1の発光特性を変えられず,よって分子2と3が分子1のような緑色TADF発光体として使えることを示した。分子1への電子吸引ユニット(-CF3)導入(つまり分子4)は,ΔEST値を0.10eVへ減らす一方,放射減衰速度(kVE)も,また,対応して減らした。DとA間の結合位置を変更時,分子5~8はΔEST値を減らせず,kVE値を分子1~4と比べ下げた。しかし,キノキサリン部分への電子吸引基(-2F,-4F,-CN)を導入時,分子9~11は,発光過程で小さなΔESTと大きなkVE両方に寄与した。分子9~11のΔEST値は範囲0.21~0.30eVにあり,分子10と11の最大発光波長は各576と590nmで,有機発光ダイオードにおいて効率的な黄色と橙色TADF発光体としての利用で有望である。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】
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分類 (6件):
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ピロールの縮合誘導体  ,  ピラジン  ,  有機化合物のルミネセンス  ,  分子の電子構造  ,  反応に及ぼす構造の効果  ,  発光素子 
物質索引 (12件):
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