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J-GLOBAL ID：201702254405395849   整理番号：17A0482241

生息地分断化はドングリの食害者飽飽和を変更する

Habitat fragmentation alters predator satiation of acorns

著者 (5件)： TONG Xin (East China Normal Univ., Shanghai, CHN) ,  ZHANG Yu-Xuan (East China Normal Univ., Shanghai, CHN) ,  WANG Rong (East China Normal Univ., Shanghai, CHN) ,  INBAR Moshe (Univ. Haifa, Haifa, ISR) ,  CHEN Xiao-Yong (East China Normal Univ., Shanghai, CHN)
資料名： Journal of Plant Ecology  (Journal of Plant Ecology)
巻： 10  号： 1  ページ： 67-73  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： W2355A  ISSN： 1752-9921  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 内部寄生性穀食昆虫であるシギゾウムシ(Curculio spp.)はブナ科樹林の加入を妨害することで群落構造と生態系機能に影響を及ぼすことが知られている。ブナ科Castanopsis sclerophylla種子のシギゾウムシによる食害がどの様に作物サイズや景観配置に影響されているかを中国浙江省の半島と隔離環境として9つの島から合計26207の種子を採取し,一般化線形混合モデルを用いて解析した。種子サイズは樹木間で大きく変動し,採取地点あるいは島と半島間で有意な差は見られなかった。作物サイズと種子捕食率の間には有意な負の相関関係があり,樹木レベルで食害者飽和を見出した。生息地分断化は種子捕食に有意な影響を有し,LS地点のようなより巨大で隔離が低い島における捕食率は非常に高かった。また,作物サイズと捕食率の関係は島での位置と隔離の程度によって変化した。生息地分断化はゾウムシ個体数に影響を与えるばかりではなく,おそらく救済効果の影響によりゾウムシと宿主の関係を変化させることを示唆する。

シソーラス用語： *ブナ科 ,  *食害 ,  *ゾウムシ科 ,  *生息場所 ,  *フラグメンテーション ,  植物群落 ,  *生態系 ,  寄生 ,  中国中部 ,  *動物行動 ,  生態遷移 ,  半島 ,  島 ,  湖沼
準シソーラス用語： *Castanopsis sclerophylla ,  *Curculio ,  ドングリ ,  群落構造 ,  *種子捕食 ,  樹林化 ,  宿主寄生体相互作用 ,  *森林生態系 ,  *生息地分断化 ,  内部寄生 ,  浙江省

分類 (3件)： 植物生態学  (EE02000E) ,  昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U) ,  森林保育  (FF03040H)

タイトルに関連する用語 (4件)： 生息地分断化 ,  ドングリ ,  食害 ,  飽和