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J-GLOBAL ID：201702254545897533   整理番号：17A0154878

2つの異なる磁性流体ダンパーを用いた,クォーターカーサスペンションシステムの振動制御に関する比較研究

A comparative work on vibration control of a quarter car suspension system with two different magneto-rheological dampers

著者 (4件)： PARK Jhin Ha (Inha Univ., Incheon, KOR) ,  KIM Wan Ho (Inha Univ., Incheon, KOR) ,  SHIN Cheol Soo (Inha Univ., Incheon, KOR) ,  CHOI Seung-Bok (Inha Univ., Incheon, KOR)
資料名： Smart Materials and Structures  (Smart Materials and Structures)
巻： 26  号： 1  ページ： 015009,1-16  発行年： 2017年01月 
JST資料番号： W0480A  ISSN： 0964-1726  CODEN： SMSTER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： バイパス穴の有無による2種類の磁気レオロジー(MR)ダンパを数学モデルに基づき設計,製造し,比較を行い,ANSYSによるFEM有限要素解析により検証を行った。バイパス孔のない一般的なフロー型MRダンパは輸送車両のサスペンションに使用されており,スリーブとボビンの間の空間をMR流体が流れ,磁場の強さによってダンパの減衰力を制御することが出来る。しかしこのタイプのMRダンパは低速度の入力の際に磁場依存減衰力が強く,低速での自動車車体の滑らかな動き(乗り心地)を悪化させることが有る。バイパス孔を有するダンパはMR流体を粘性抵抗として,磁気的な影響を減少できる。本研究では,バイパス穴の有無による2種類のMRダンパを装着したサスペンションシステムの乗り心地を比較するため,クォーターカーモデルを採用し,振動制御のためにスカイフック制御を使用して実験を行った。バンプとランダムの二種類の道路条件でMRダンパを作動させることにより,車体の変位と加速度の両方を大幅に低減できることが示された。特に,バイパス孔を有するMRダンパの乗り心地に対する制御の有効性は,MRダンパのバイパス孔のMRダンパのそれより優れていることが確認された。

シソーラス用語： *ダンパ ,  磁性流体 ,  *アクティブ制御 ,  懸架装置 ,  *振動制御 ,  *乗り心地
準シソーラス用語： MRダンパ ,  *アクティブ振動制御 ,  クォーターカーモデル ,  スカイフック制御 ,  *磁性流体ダンパ

分類 (2件)： 振動,乗心地  (QG02030D) ,  緩衝器,ばね  (QB01110U)

タイトルに関連する用語 (3件)： 磁性流体ダンパー ,  振動制御 ,  研究