抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スマートフォンの普及に伴うリッチコンテンツの増加により,モバイルトラヒックの需要は増加を続けている。この需要増に対応するため,携帯電話等事業者各社は第3.9/第4世代移動通信方式(3.9G/4G)である3GPP Long Term Evolution(LTE)/LTE-Advanccdの導入や周波数帯の拡張など,ネットワークの増強を行っているものの,都心部のピーク時間帯には引き続きネットワークの逼迫が発生している。また,2020年頃に商用サービス開始を期待されている第5世代移動通信方式(5G)時代に向けて,さらなるモバイルトラヒックの増加が予測される。5G新無線アクセスを用いることによりさらなる大容量通信が可能になると期待されている。しかしながら,一方で商用サービス開始までの間に増加するトラヒック需要に対応する必要がある。我々は,Time Division Duplex(TDD)を用いる4G商用ネットワーク容量増強方策のひとつとしてAdvanced eXtended Global Platform(AXGP)方式にMassive MIMO基地局を用いた下りMU-MIMO伝送技術を導入するため,3GPP LTE Rel.9完全準拠スマートフォンを実験用移動局として用いた実証実験を都心部2か所のエリアにて実施した。本稿では,それらの実証実験の概要および実験結果について報告する。(著者抄録)