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J-GLOBAL ID:201702254630440622   整理番号:17A0622443

ネオ・サイバネティクスの理論に依拠した人工知能の倫理的問題の基礎づけ

著者 (1件):
資料名:
巻:号:ページ: 53-69(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: U1006A  ISSN: 2187-2775  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本論文では, ネオ・サイバネティクスの理論のなかでも特にオートポイエーシス論に依拠しながら, 第3次ブームの人工知能を定位し倫理的問題の基礎づけを目指した。オートポイエティック・システムは自分で自分を作るシステムであり, 生物の十分かつ必要な条件を満たす。一方, アロポイエティック・マシンは, 外部によって作られるシステムであり, 外部からの指示通りに動くように調整されている。この区分に照らせば, 第3次ブームの人工知能は, 人間が設定した目的に応じたアウトプットが求められるアロポイエティック・マシンであり, 自己制作する生物ではない。それゆえ, 責任を帰属する必要条件を満たさず, それ自体に責任を課すことは難しい。人工知能に関する倫理は, あくまでも人間側の倫理に帰着する。とはいえ人間は, しばしば生物ではない事物を擬人化する。特に生物を模した事物に対しては愛情を感じる。少なからぬ人々が人工知能に度を越した愛情を注ぐようになると社会制度上の対応が要される。そうした場合であっても, 自然人や法人とは違い, 人工知能はあくまでもアロポイエティック・マシンであることには留意しなければならない。(著者抄録)
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分類 (1件):
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人工知能 
引用文献 (42件):
  • Anderson, Michael & Anderson, Susan, eds. (2011) <i>Machine Ethics</i> , Cambridge University Press, 548p.
  • Asimov, Issac (1950=2004) I, ROBOT, Gnome Press, 253p. (小尾芙佐訳『われはロボット』, 早川書房.)
  • Bonnefon, Jean-François & Shariff, Azim & Rahwan, Iyad (2015) Autonomous Vehicles Need Experimental Ethics, <http://arxiv.org/pdf/1510.03346v1.pdf> Accessed 2016, March 12.
  • Bostrom, Nick (2014) Superintelligence, Oxford University, 328p.
  • Blake, Andrew (2005) Obama-led drone strikes kill innocents 90% of the time <http://www.washingtontimes.com/news/2015/oct/15/90-of-people-killed-by-usdrone-strikes-in-afghani/> Accessed 2016, July 7.
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