抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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国土交通省は2014年6月から5年に1回の全橋近接目視点検を義務化した上で,橋の日常的な状態を把握することが望ましいとした。本研究では,地方の市町村で管理する橋梁に対し,日常的な状態や事故等の損傷を把握するため,住民主導によるチェックシートを用いた簡易橋梁点検手法の導入について提案した。地域で親しまれている村の文化祭や道づくりといった行事を利用し,住民にチェックシートを配布し橋梁点検を依頼した。得られた点検結果に対し,非実務者内のばらつきや,実務者との差を評価することでチェックシートを改良するとともに,点検から橋の簡易な維持管理に展開する枠組みを示した。(著者抄録)