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J-GLOBAL ID:201702254760988724   整理番号:17A0341586

測定した大気吸収スペクトル中の363nm周辺の水蒸気吸収の検出とDOAS評価へのその影響

Detection of water vapour absorption around 363 nm in measured atmospheric absorption spectra and its effect on DOAS evaluations
著者 (14件):
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巻: 17  号:ページ: 1271-1295 (WEB ONLY)  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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水蒸気が,マイクロ波域から可視光の青色部で効率を下げながら放射を吸収することが分っている。気体状水分子の個々の吸収線をモデル化するab initio法は,243nmの解離限界までの吸収線を予測する。多軸差分吸収分光法(MAX-DOAS)と長光路(LP)-DOAS測定からのデータを用い,フィールド測定での363nm近くの水蒸気吸収の最初の証拠を示した。吸収の特定は,Polyansky等(2017年)による最近の”POKAZATEL”線リストに基づいた。MAX-DOAS測定では,最大2x10-3までの光学的厚さ363nm周辺の吸収バンドで水蒸気を観測した。2か月間の測定データと様々な緯度での2,000以上の個々の観測からリトリーバルしたカラム密度は,452~499nmの青色スペクトル域でのよく分った水蒸気吸収の同時測定結果とよく相関した(R2=0.89),363nm周辺の線強度は,ab initioモデルでは2.6±0.5倍の過小評価であった。スペクトル分解能0.5nmで,362.3nmでの最大断面積2.7x10-27cm2molec-1を得た。これらの結果は,この水蒸気吸収バンドに重なるO4吸収の用いた文献での吸収断面積とは独立したものであった。また,376nm周辺の水蒸気吸収が特定された。360nm未満では,1.4x10-26cm2molec-1以上の水蒸気吸収は全く見られなかった。新たに分った吸収は,約363nm周辺のスペクトル域での吸収性微量ガス種のスペクトルリトリーバルに大きく影響する。O4,HONO,OClOのスペクトル解析への影響を議論した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
対流圏・成層圏の地球化学  ,  放射,大気光学 

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