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J-GLOBAL ID：201702254807840552   整理番号：17A0573277

豪雪地にたつ伝統木造民家の構造材の樹種組成:長野県飯山市小菅地区の農家建築1事例

著者 (4件)： 梅干野成央 (信州大 工) ,  仲摩裕加 (信州大 工) ,  土本俊和 (信州大 工) ,  井田秀行 (信州大 教育)
資料名： 信州大学教育学部附属志賀自然教育研究施設研究業績  (志賀自然教育研究施設研究業績)
号： 54  ページ： 25-29  発行年： 2017年03月30日 
JST資料番号： Z0851A  ISSN： 0389-9128  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 豪雪地帯である長野県北部飯山市小菅地区における古民家の構造材の樹種同定結果を報告した。1770年頃の建設とされる茅葺木造民家において2012年の解体工事期間中に,実測,木片試料採取を行い,光学顕微鏡で細胞組織を観察して樹種を同定した。その結果,1)いずれも周辺に普遍的に存在する部材樹種が多く,建設当時から近年まで周辺の植生が持続的に利用され,同様の樹種が維持されてきた可能性が高いこと,2)柱・束等の垂直材にスギ,水平材にブナ,アカマツの使用が多いこと,3)扠首・梁等の水平材に高靭性・高曲げ耐力のブナが用いられ,積雪荷重に耐える樹種選択である可能性があること,等の知見を得た。

シソーラス用語： 独立住宅 ,  *古建築 ,  豪雪 ,  長野県 ,  *構造材料 ,  *木構造 ,  試料採取 ,  光学顕微鏡法 ,  *同定 ,  植生 ,  スギ材 ,  ブナ材 ,  梁 ,  雪荷重 ,  靱性 ,  耐荷力
準シソーラス用語： 古民家 ,  飯山市 ,  *樹種同定 ,  曲げ耐力

分類 (2件)： 木構造  (RA04020P) ,  木材の性質・構造  (FF05020Z)

タイトルに関連する用語 (10件)： 豪雪地 ,  木造 ,  民家 ,  構造材 ,  樹種 ,  組成 ,  長野 ,  地区 ,  農家 ,  建築