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J-GLOBAL ID:201702254860457171   整理番号:17A1653223

ヒストン:コアヒストンH4に影響を及ぼす生殖細胞系列変異は,DNA損傷応答および細胞周期制御を障害して先天異常症候群を引き起こす

Germline mutations affecting the histone H4 core cause a developmental syndrome by altering DNA damage response and cell cycle control
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資料名:
巻: 49  号: 11  ページ: 1642-1646  発行年: 2017年11月 
JST資料番号: W0430A  ISSN: 1061-4036  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ヒストンの共有結合修飾は,クロマチンエフェクターとしてDNAの複製や転写などの過程を制御し,ヌクレオソームの構造を修復もしくは調整することはよく知られている。ヒストンN末端テールにおける修飾の喪失は,それがヒストン修飾複合体の遺伝子の変異によるものであれ,ヒストンテールに直接影響を及ぼす変異によるものであれ,発達障害や腫瘍形成の原因となる。最近では,ヒストンの球状コアにおける修飾が,DNA修復,分化多能性,発がんに重要な役割を果たしていることが分かってきている。ここでは,コアヒストンH4のリシン91(H4K91)に影響を及ぼす片方の対立遺伝子のミスセンス変異を発育遅延,小頭症,知的障害からなる症候群を呈する3人の患者から検出したので報告する。このヒストンH4変異体をゼブラフィッシュ胚で発現させると,患者に見られた発達異常が再現される。このヒストンH4の異常がゲノム不安定性を引き起こし,発生初期におけるアポトーシス亢進と細胞周期進行の異常をもたらすことを示す。我々の知見から,H4K91のユビキチン化が胚発生時のゲノム安定性に重要な役割を担うという機構が示唆された。Copyright Nature Japan KK 2017
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分類 (2件):
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先天性疾患・奇形一般  ,  遺伝的変異 

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