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J-GLOBAL ID：201702255115489091   整理番号：17A0178125

クラウド化が進むインダストリアルIT 建設分野でのクラウドによる情報共有-英国の大型建設プロジェクトの事例から-

著者 (1件)： 水谷禎志 (野村総研)
資料名： ITソリューションフロンティア  (IT Solutions Frontier)
巻： 34  号： 2  ページ： 14-15  発行年： 2017年01月20日 
JST資料番号： L5014A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 英国では国家戦略として「コンピュータ上に作成した3次元の形状情報に加え,室等の名称・面積,材料・部材の仕様・性能,仕上げ等,建築物の属性情報を併せ持つ建物情報モデルを構築する取組みであるBIM(Building Information Modeling)を活用している。本論文では,クラウドによるBIM活用事例として,ロンドンを中心にイングランド南東部を横断するクロスレールと呼ばれる鉄道の建設プロジェクトを紹介した。まず,建設プロジェクトは,1)設計,2)施工,3)運営・維持管理の工程に分けられ,多数のプロジェクト関係者が設計情報を簡単,かつ効率的に共有できることが手戻りやミスの削減,完成後のメンテナンス費用の削減につながることを説明した。次に,クロスレールのプロジェクトでは情報共有にクラウドを利用しており,設計情報,設備稼働履歴,メンテナンス履歴の情報が長いライフサイクルに渡って一元的に管理され,データ量に合わせてデータ容量を調整できる利点を論じた。日本でも2017年1月に建設現場の生産性向上を目的とする「i-Construction推進コンソーシアム」が設立され,建設業の海外展開を加速する手段としてクラウドの活用による情報共有が参考になることを指摘した。

シソーラス用語： 情報技術 ,  利用 ,  *計算機利用 ,  *インターネット ,  英国 ,  戦略 ,  *立体画像 ,  *建築設計 ,  モデリング ,  事例研究 ,  プロジェクト ,  鉄道 ,  保守管理 ,  原価低減 ,  ライフサイクル ,  日本 ,  工事現場 ,  生産性向上 ,  情報共有 ,  情報利用
準シソーラス用語： *インダストリアルIT ,  *クラウドコンピューティング ,  クラウド化 ,  ロンドン ,  建設現場 ,  国家戦略 ,  産業利用

分類 (3件)： その他の情報処理  (JE15050M) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I) ,  建築設計,建築家,建築史  (RB04000W)

タイトルに関連する用語 (7件)： クラウド ,  IT ,  建設 ,  情報共有 ,  英国 ,  大型 ,  建設プロジェクト