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J-GLOBAL ID：201702255134437600   整理番号：17A1009780

ナノアンテナを用いたチップ増強近接場Raman顕微鏡の進歩

Advances in Tip-Enhanced Near-Field Raman Microscopy Using Nanoantennas

著者 (4件)： SHI Xian (LMU Munich, Munich, DEU) ,  COCA-LOPEZ Nicolas (LMU Munich, Munich, DEU) ,  JANIK Julia (LMU Munich, Munich, DEU) ,  HARTSCHUH Achim (LMU Munich, Munich, DEU)
資料名： Chemical Reviews  (Chemical Reviews)
巻： 117  号： 7  ページ： 4945-4960  発行年： 2017年04月12日 
JST資料番号： B0256A  ISSN： 0009-2665  CODEN： CHREAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： チップ増強Raman分光法(TERS)は約16年前に報告されて以来,着実に進歩している。TERSにより得られるける局所的シグナル増強に基づくチップ増強近視野Raman顕微鏡法は表面構造を高分解能で観測するのに適している。本レビューは,おもに,その物理的基礎について要約し,いくつかの応用例を示した。最初に,チップ増強近接場Raman顕微鏡法の動作原理を示し,そのなかで重要な役割をしている光ナノアンテナの原理を要約した。次に,ナノアンテナによって与えられるシグナル増強をおもに電磁場理論に基づいて示した。続いて,ナノアンテナの設計と製作について述べ,製作したアンテナのキャラクタリゼーションを行った(化学組成,結晶性,局在化表面プラズモン共鳴(LSPR)エネルギー,近接場分極)。最後に,チップ増強Raman顕微鏡におけるナノアンテナの応用例を示した。

シソーラス用語： ナノ構造 ,  *光学顕微鏡法 ,  *表面増強Raman分光法 ,  *アンテナ ,  近接場 ,  プラズマ共鳴
準シソーラス用語： Raman顕微鏡 ,  *チップ増強Raman分光法 ,  *ナノ光アンテナ ,  局在表面プラズモン共鳴

分類 (2件)： 赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル一般  (BM08061U) ,  光学的測定とその装置一般  (BD07010S)

タイトルに関連する用語 (4件)： ナノアンテナ ,  増強 ,  近接場 ,  Raman顕微鏡