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J-GLOBAL ID:201702255165920538   整理番号:17A0907372

デルタメトリンは電位依存性カルシウムチャンネルα1サブユニットの発現と線虫(Caenorhabditis elegans)の移動,産卵,採食行動に影響を及ぼす【Powered by NICT】

Deltamethrin affects the expression of voltage-gated calcium channel α1 subunits and the locomotion, egg-laying, foraging behavior of Caenorhabditis elegans
著者 (7件):
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巻: 138  ページ: 84-90  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0793A  ISSN: 0048-3575  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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デルタメトリンは合成ピレスロイドのクラス,農業慣行の殺虫剤として広く使用されているに属する。電位依存性ナトリウムチャンネル(VGSC)は昆虫に対する毒性のためのこれらの化学物質の一次標的である。Caenorhabditis elegans(C.elegans)は,VGSCsを持たないがデルタメトリンに感受性である。最近の知見は,ピレスロイドは電位依存性カルシウムチャンネル(VGCC)に影響する可能性があることを示唆している。しかし,デルタメトリンはVGCCの活性の調節を介してC.elegansに毒性を誘導するかどうか不明である。デルタメトリンの潜在的標的を同定するために,著者らはC.elegansに曝露した種々の時間異なる濃度のデルタメトリンとCa~2+チャンネル遮断薬の,C.elegansに及ぼすデルタメトリンの行動毒性を特性化し,EGL,unc,cca1の発現,L-,R/N/P/Q型およびT型のVGCCのα1-サブユニットをコードし,それぞれを決定した。デルタメトリンはC.elegansの移動,産卵および採餌能力を阻害した濃度依存的であることが分かった。も12時間200mgl~( 1)デルタメトリンを含む寒天プレートで虫の体長は対照と有意な差はなかったことを示したが,コリンエステラーゼ阻害剤カルボフランは有機リン酸エステルおよびカルバマートの特徴である収縮を引き起こし,デルタメトリンの作用様式は殺線虫剤とは異なることを示唆した。さらに,unc IIは24h,0.05mgL~( 1)デルタメトリン曝露後に有意にアップレギュレートされEGL,cca1は24時間の5と50mgL~( 1)デルタメトリン曝露後に有意にアップレギュレートされた。虫の感度とCa~2+チャンネル遮断薬に対するVGCCの三α1-サブユニットの発現の更なる試験は,デルタメトリンはVGCCのα1-サブユニットの発現の調節を介して毒性挙動C.elegansを誘発する可能性があることを示した。本研究では,C.elegansにおけるVGCCのデルタメトリン誘発毒性挙動の間の関連への洞察とα1-サブユニットの調節を提供した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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害虫に対する農薬 

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