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J-GLOBAL ID:201702255226472657   整理番号:17A1452783

プロトリス性質へのジルコン地球化学的制約と西アルプスからのMgに富む白色片岩の交代過程【Powered by NICT】

Zircon geochemical constraints on the protolith nature and metasomatic process of the Mg-rich whiteschist from the Western Alps
著者 (5件):
資料名:
巻: 467  ページ: 177-195  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0081A  ISSN: 0009-2541  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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高SiO_2とMgO含有量によって特徴づけられるMgに富む珪質地殻岩石はアルプスにおいて広範囲に存在し,大陸沈み込み帯におけるMgに富む流体の起源を調べるために稀な標的を提供した。しかし,そのようなMgに富む岩石の原岩の性質,アルプス変成作用前に経験した可能な変質過程を解明するために必要条件である。この目的のために,コーサイトを含む白色片岩からのジルコンの微量元素,O-Hf同位体とU-Pb年代の詳細な研究とアルプス西部のDora Mariaでその母岩花崗岩を行った。白色片岩は隣接する花崗岩よりはるかに高いMgO含有量によって特徴づけられる。岩石の二種類から残存火成ジルコンは大部分が9~11‰から本質的に~262MaのU-Pb年代,同様のREE含有量とパターン,ε_Hf(t_1)値の同じ範囲6.4~2.8とδ~十八零値。これらの特徴は,白色片岩と変成花崗岩は,同じ原岩,ペルム紀花こう岩を共有するという説得力のある証拠を提供した。上記の全ての地球化学的組成は白色片岩の高MgO含有量は,大陸沈み込みチャンネルのスラブ-マントル境界での蛇紋岩化したかんらん岩の脱水反応に由来する高Mg流体から得られたという主張と一致した。MgO濃縮を引き起こす花こう岩質プロトリスの先アルパイン熱水変質の仮説は有利ではない。花崗岩中のジルコンは,アルプス造山運動中の変成成長を示し,白色片岩における~35Maで変成リムの広範な成長とは対照的にない。変成リムは平らにされたHREEパターンで比較的低いREE含有量を示し,急なHREEパターンと相対的に高いREE含有量を示す残存火成ジルコンとは異なっていた。この差は含水鉱物の分解は,大陸沈降帯変成作用過程でジルコン成長のための鉱物反応を決定する上で重要な役割を果たすことを示唆する。解釈も花崗岩中の黒雲母の粒縁に沿ったざくろ石コロナの局所発生と一致した。それ故,本研究では,プロトリス性質に制約と西アルプスからのMgに富む白色片岩の交代作用でなく,大陸沈み込み帯におけるジルコンとざくろ石の変成成長のための鉱物反応の制御における変成流体の役割への洞察を提供する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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岩石圏の地球化学一般 

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