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J-GLOBAL ID：201702255312049540   整理番号：17A1085187

現像処理によるポジ画像形成法のレビュー-溶解物理現像による電離放射線飛跡の補力-

Review on Positive Image Formation Method by Development Processing-Intensification of Ionizing Radiation Tracks by Solution Physical Development-

著者 (2件)： 高田俊二 (千葉大 大学院融合理工学府) ,  久下謙一 (千葉大 大学院融合理工学府)
資料名： 日本写真学会誌  (日本写真学会会誌)
巻： 80  号： 3  ページ： 247-253  発行年： 2017年08月25日 
JST資料番号： G0165A  ISSN： 0369-5662  CODEN： NSGKAP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 原子核乾板では,飛跡を高精細に記録するため微粒子乳剤を用いるが,光学顕微鏡を用いて高速解析するには大きな現像銀粒子が望ましい。写真工業では,銀粒子を補力する技術として溶解物理現像法が知られている。本報では,カラーリバーサルフィルムの反転現像および黒白インスタント写真の拡散転写法で実用された溶解物理現像に関するレビューを行う。この補力法をベースに,原子核乾板の化学現像による微細な現像銀粒子を補力し肥大化させる方法に関して考察する。(著者抄録)

シソーラス用語： 変換 ,  画像分析 ,  *写真像 ,  *像形成 ,  技術展望 ,  現像 ,  技術史 ,  電離放射線 ,  粒子飛跡 ,  *原子核乳剤 ,  粒子 ,  銀 ,  *原子核乾板
準シソーラス用語： 画像形成 ,  現像処理

分類 (1件)： 写真感光理論  (ZA02020J)

引用文献 (16件)：

• 1) 中村光廣,“見えてきた原子核乾板活用の世界”,日本写真学会誌,M. Nakamura, J. Soc. Photogr. Sci. Tech. Jpn., 78, 211(2015).
• 2) 中崎昌雄,“Talbot「カロタイプ」写真術発明をめぐって 写真「潜像」とその「現像」の発見”,中京大学教養論叢,29, 587-627(1988).
• 3) 笹井明,“写真処理からみた写真の150年”,日本写真学会,A. Sasai, J. Soc. Photogr. Sci. Tech. Jpn., 52, 582-594 (1989).
• 4) a)青木直和,“物理現像の研究と応用”,日本写真学会誌,N. Aoki, J. Soc. Photogr. Sci. Tech. Jpn., 53, 42-46(1990),b)青木直和,三位信夫,久下謙一,“物理現像の研究(VII)銀錯体種の相違と現像速度”,日本写真学会誌,N. Aoki, N. Mii, K. Kuge, J. Soc. Photogr. Sci. Tech. Jpn., 52, 28-32(1989).
• 5) 笹井明,“写真の化学”,(株)写真工業出版社,東京,1982.

タイトルに関連する用語 (7件)： 現像処理 ,  画像形成 ,  レビュー ,  溶解 ,  物理現像 ,  電離放射線 ,  飛跡