抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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術後の患者の血中カルシウムイオン(Ca2+)の変化に対する甲状腺手術方式の影響を検討する。2012年5月~2015年8月に手術治療を受けた甲状腺病変患者178例を研究対象とした。その中、両側の大部分の切除術者は62例(A組)、片側の葉の全切除+峡部及び対側の大部分の切除術は34例(B組)、片側の全切除術は50例(C組)、両側の全切除術は32例(D組)であった。術前1日と術後3日、7日に各群のCa2+レベルを測定し、各群の低カルシウム血症と副甲状腺機能低下状況、及び低カルシウム症の発生と副甲状腺機能低下との関連性を分析した。術後3、7d4群間のCa2+レベルの比較は、C群はA、B、D群より明らかに高く、統計学的有意差があった(P<0.05)。群内の比較により、各群の術後3 d Ca2+レベルはいずれも術前より著しく低いことが示された。術後7日目にC群以外の群において、その他の各群はいずれも術前より有意に低く、統計学的有意差が認められた(P<0.05)。各群の術後7d Ca2+レベルはいずれも術後3dより有意に高く(P<0.05)、A群とD群の低カルシウム血症と副甲状腺機能低下の発生率はそれぞれB群とC群より高かった。ピアソン分析により,血清Ca2+レベルと副甲状腺機能低下との間に負の相関があった(r=-0.684,P=0.001)ことが明らかになった(P<0.05)。異なる手術方式は甲状腺術後の患者の血中Ca2+レベルに一定の影響があるが、低カルシウム血症の発生は術中の副甲状腺損傷と関係がある。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】
