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J-GLOBAL ID:201702255408387360   整理番号:17A1763734

一光子質量分析しきい値イオン化分光法を用いて決定したテトラヒドロフランカチオンの立体配座構造【Powered by NICT】

Conformational structures of the tetrahydrofuran cation determined using one-photon mass-analyzed threshold ionization spectroscopy
著者 (5件):
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巻: 19  号: 45  ページ: 30362-30369  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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一光子真空紫外質量分析しきい値イオン化(VUV MATI)分光法を用いて,テトラヒドロフラン(THF)の本質的な立体配座を特性化し,このようにしてDNA及びRNAのバックボーンを構成するフラノース環の立体化学を決定することであった。THFのVUV MATIスペクトルは気相THFカチオンの振動スペクトルに正確に対応するので,上記カチオンは振動スペクトルの領域を横切るVUVパルスの波長を走査することにより高Rydberg状態におけるターゲットのdelaidパルス電界イオン化を特徴とする飛行時間型質量分析を用いて検出した。記録されたVUV MATIスペクトルにおける0 0バンドの位置は零磁場極限に外挿し,THFの断熱イオン化エネルギーを可能にする9.4256±0.0004eVであることを正確に推定した。以上イオン化はC2対称中性(S0)およびカチオン性(D0)基底状態の間の遷移に帰属された。より上の状態における分子擬回転に関連したポテンシャルエネルギー面を,aug-cc-pVDZレベルで構築し,実験観察と良く一致した。S0状態のねじれ(C2対称)と湾曲(CS対称)配座異性体は,小さな相互変換障壁によって分離されたであると予測されたが,D0状態はもっぱらC2立体配座で存在した。以上に基づいて,MATIスペクトルのピークはC2立体配座の幾何学的パラメータ,THFカチオンの正確な分子構造を決定することを変化させて計算したFranck-Condon因子と振動数に基づいて帰属することに成功した。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】
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分類 (5件):
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分光分析  ,  分子構造  ,  フラン  ,  核酸一般  ,  分子の電子構造 
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