抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
山口県企業局が管理する厚狭川工業用水道は,県西部の宇部・山陽小野田・美祢地区に位置し,美祢系統と山陽系統の2系統がある。山陽系統の管路延長は約34kmあり,地層中の泥炭層の影響と思われる管体腐食による漏水事故が度々発生している。平成26年8月25日,宇部市内の工業用水のマンホール付近から水が溢れ,近くの山林内に布設された鋼管φ900mmの漏水と判明した。復旧作業は,10月2日に完成したが,10月9日に補修箇所付近のマンホールから水が溢れ,漏水箇所と想定される場所を掘削し,漏水孔周辺の塗覆装(アスファルトビニロンクロス)を剥ぎ取り,腐食孔2箇所を見つけて補修した。防食機能を持つ塗覆装交換を使用していたが,布設時に管底面の石との接触等により塗覆装や管にキズが付き,通気差による腐食が進行し,漏水に至ったと推定された。新たな管の更新には,高い耐衝撃性と耐水性,腐食性が強い土壌にも優れたプラスチック被覆(ポリエチレンスリーブ)を用いて,埋め戻し材にダストを使用し,石等の混入を避けた。