抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:一期後路松解復位内固定による頭蓋底陥凹症(basilar invagination、BI)合併難治性環軸椎脱臼(irreducible atlantoaxial dislocation)を評価する。一期後路松解復位内固定手術の適応症と重要な技術を検討する。方法:2000年7月から2015年6月にかけて、頭蓋底陥凹症を伴う難治性環軸椎脱臼患者17例、男性8例、女性9例を治療した。平均年齢は(35.2±13.8)歳(12~56歳)であった。その臨床症状と徴候を記録し、正、側及び動力位X線検査により、MRとCT検査を行った。それらの中で,14例が環椎後頭融合,7例がC2,3例が融合,6例が小脳扁桃体,6例が脊髄空洞,6例が高い髄内軟化症を示した(8例があった)。臨床表現は頭、頚部疼痛15例、頚部活動制限13例、短頚或いは後発低9例、頭頸部傾斜12例、四肢感覚麻痺、感覚障害14例、四肢無力、歩行困難13例、四肢腱反射16例、運動失調13例であった。すべての患者は1期後に環椎後環椎または環軸関節の松解、復位、後頭頚部内固定術を行った。術後に,X線,MRI,または(または)CTによって,減圧と固定の間の骨移植を観察し,手術の後に,融合を観察するために,手術を行った。手術前後及び最終フォローアップ時の神経機能の評価は日本整形外科協会(Japanese Orthopaedic Association Scores,JOA)採点とRanawat分級を採用した。手術前後の画像パラメータを,対応するt検定により統計的に分析した。【結果】手術時間は90~210分(平均145分)であった。出血量は150~350ml(平均175ml)であった。すべての患者は,9~94か月(平均44.47±33.44か月)にわたって経過観察された,そして,すべての患者は経過観察された(平均値は44.47±33.44か月)。術前JOAスコアは,4~10(平均8.06)であった。術後JOAスコアは13~16点、平均15.20点、改善率は77.2%、優良率は100%であった。術前のRanawat分類II級1例、IIIA12例、IIB4例;手術後のグレードIは13例、グレードIIは4例であった。術前のChamberlain線(CL)、Wackenheim線(WL)、MC-Gae線(ML)、環歯間距離(atlantodental interval,ADI)と頚髄角(cervico-medullary angle、CMA)はそれぞれ(12.52±5.17)mm、(6.59±3.04)mm、(6.96±4.32)mm、(9.88±1.93)mmと115.35°±12.40°であった。手術後の改善は,(2.0±3.67)mm,(-3.06±1.85)mm,(-1.76±2.88)mm,(1.17±1.18)mm,および136.76°±11.44°であった。移植後6~15か月の間に,平均9.5か月(範囲,平均値)の骨移植を行った。周術期の切開感染と脳脊髄液漏出の各1例があった。結論:1期後路松解復位手術によるBI合併IAADの治療は安全で有効であり、術前の真剣な評価、適切な適応症の選択及び復位技術の応用は手術成功の保証の鍵である。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】