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J-GLOBAL ID：201702255506504556   整理番号：17A0971700

ウサギ大腿動脈の機械的挙動に及ぼす低体温の影響【Powered by NICT】

Effects of hypothermia on the mechanical behavior of rabbit femoral arteries

著者 (2件)： Hayashi Kozaburo (Department of Biomedical Engineering, Okayama University of Science, Okayama 700-0005, Japan) ,  Kurose Yuki (Department of Biomedical Engineering, Okayama University of Science, Okayama 700-0005, Japan)
資料名： Journal of the Mechanical Behavior of Biomedical Materials  (Journal of the Mechanical Behavior of Biomedical Materials)
巻： 71  ページ： 148-155  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2351A  ISSN： 1751-6161  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 動脈壁挙動に及ぼす非生理的温度の影響をより良く理解する必要性は,低温と高温処理の臨床利用のためにますます重要になっている。本研究では,ウサギから摘出した大腿動脈の機械的挙動に及ぼす温度の影響を調べるために行われた。17 27 37および42°Cでは,生理的に正常な,制御条件下でそれらの直径,剛性,およびP-D関係における有意差ではなかった,動脈直径は他の三温度よりも42°Cでわずかに小さかった。SMC活性化条件下では,他方,温度の有意な影響を観察した。例えば,100mmHgでの動脈直径は37°Cに比べて42°Cで17と27°Cで有意に大きく,小さかった40mmHgでの動脈剛性は,37°Cよりも42°Cで17と大きなで有意に小さく,一方,160mmHgで剛性は37°Cで17°Cで有意に大きかった;が,四種温度間で100mmHgでの剛性における有意差ではなかった。SMC活性化により誘導される動脈収縮は37°C及び他の三温度間で有意に異なっていた;100mmHgでの最大直径応答と直径応答の両方は37°Cに比べて42°Cで17と27°Cで有意に小さく,大きかったこれらの結果は,制御条件下で低温範囲では,冷却した場合動脈は拡張が,加熱時には圧縮されることを示した。一方,SMC活性化に対する動脈応答は温度の変化によって大きく影響される。これらの結果は,制御条件下で低温範囲では,冷却した場合動脈は拡張が,加熱時には圧縮されることを示した。一方,血管平滑筋細胞の活性化に対する動脈応答は温度の変化によって大きく影響される。動脈壁の機械的挙動は温度に大きく影響されるので,これは心血管疾患の治療法と技術の開発で考慮すべきである。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 治療法 ,  剛性 ,  *大腿動脈 ,  低温 ,  血管平滑筋細胞 ,  生体力学 ,  *動脈 ,  低温症 ,  心血管疾患
準シソーラス用語： 動脈狭窄 ,  動脈剛性 ,  有意差 ,  臨床応用 ,  動脈壁 ,  *力学的挙動 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： キーワード動脈生体力学 ,  圧力直径試験 ,  温度 ,  動脈直径 ,  動脈収縮性 ,  動脈剛性

分類 (4件)： 循環系の基礎医学  (GJ01020K) ,  血管系  (EJ04030O) ,  循環系疾患の外科療法  (GJ05030X) ,  循環系の疾患  (GJ03000C)

タイトルに関連する用語 (4件)： ウサギ ,  大腿動脈 ,  機械的挙動 ,  低体温