文献

J-GLOBAL ID：201702255589552947   整理番号：17A0621918

Co^II-OH錯体の系列の第一および第二配位圏の調整

Modulating the Primary and Secondary Coordination Spheres within a Series of Co^II-OH Complexes

著者 (3件)： JONES Jason R. (Univ. California-Irvine, California, USA) ,  ZILLER Joseph W. (Univ. California-Irvine, California, USA) ,  BOROVIK A. S. (Univ. California-Irvine, California, USA)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 56  号： 3  ページ： 1112-1120  発行年： 2017年02月06日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 分子間H結合ネットワークの効果を調べることを目的とし,尿素とスルホンアミド基を有する三脚配位子を合成し,さらにそれをCo^IIIに配位させた。三脚配位子としてN-(2-(ビス(2-(3-(tert-ブチル)ウレイド)エチル)アミノ)エチル)-4-メチルベンゼン-スルホンアミド([H₂2^tol]^3-)及びN,N′-((2-(3-(tert-ブチル)ウレイド)エチル)アザンジイル)ビス(エタン-2,1-ジイル))ビス(4-メチルベンゼンスルホンアミド)([H1^tol]^3-)を用いた。H₂2^tol]^3-は尿素基に2つのH結合供与基,スルホンアミド基に1つのH結合授与基を有し,[H1^tol]^3-は同様なH結合供与授与性を有する1つの尿素基と2つのスルホンアミド基を持つ。上記2種の配位子を用いたCo-OH錯体において,H結合供与・授与の関係性及び,その構造と物性への影響を明らかにした。また,スルホンアミド基の数がCo錯体の電子構造,特に,d軌道エネルギーに当たる影響を明らかにした。

シソーラス用語： *コバルト錯体 ,  *水素結合錯体 ,  スルホンアミド ,  ウレア化合物 ,  配位子 ,  *電子構造 ,  原子軌道関数 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  赤外吸収スペクトル ,  サイクリックボルタンメトリー ,  ヒドロキソ錯体 ,  *結晶構造 ,  酸化還元電位 ,  配位子効果
準シソーラス用語： 三脚配位子 ,  d軌道

分類 (3件)： コバルトとニッケルの錯体  (CE01092Y) ,  分子の電子構造  (BH05010Q) ,  鉄族元素の錯体の結晶構造  (BK09040I)

物質索引 (4件)： 1,1′,1′′-(ニトリロトリスエチレン)トリス(3-tert-ブチル尿素) ,  N-[2-[ビス[2-(3-tert-ブチルウレイド)エチル]アミノ]エチル]-4-メチルベンゼンスルホンアミド ,  N,N′-[[2-(3-tert-ブチルウレイド)エチル]イミノビスエチレン]ビス(4-メチルベンゼンスルホンアミド) ,  N,N′,N′′-(ニトリロトリスエチレン)トリス(4-メチルベンゼンスルホンアミド)

タイトルに関連する用語 (2件)： 錯体 ,  系列