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J-GLOBAL ID:201702255775428596   整理番号:17A1499703

緑潮藻類Ulva proliferaを用いた沿岸水域からのフェナントレンの除去【Powered by NICT】

Removal of phenanthrene from coastal waters by green tide algae Ulva prolifera
著者 (7件):
資料名:
巻: 609  ページ: 1322-1328  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Ulva prolifera(U.prolifera)は,海岸地域の重篤な藻類増殖に関与されている。緑潮と関連していることが知られているが,海水中の多環芳香族炭化水素(PAHs)の自然減衰への寄与は評価されていない。本研究では,グリーンタイドブルーミングによる沿岸水から採取したU.proliferaを用いたフェナントレンの除去を調べた。結果は,フェナントレンは生存並びに加熱殺菌したU.proliferaの両方の存在下で効率的に除去できることを示した。生藻類処理のフェナントレン濃度は全プロセスを通した10.00~0.80μgL~( 1)から滑らかに減少したが,加熱殺菌した藻類処理の影響は1日で10.0~2.71μgL~( 1)急激に減少し,その後一定に保たれた。レーザ共焦点走査顕微鏡(LCSM)を用いてin situモニタリングと可視化は,U.prolifera中のフェナントレンの蓄積を確認した。栄養素と温度の増加はフェナントレン除去率が増加したが,塩分がフェナントレンの除去に及ぼす影響が少なかった。U.proliferaによる除去効率はその環境に関連した濃度よりも高い100μgL~( 1)でもフェナントレン初期濃度(r~2=0.999)と良好な線形関係を有していた。高除去効率(91.3%)が観察された初期フェナントレン濃度は環境関連濃度(5μgL~( 1))に設定した。本研究の結果は,緑潮の発生時の沿岸水における典型的なPAHsの潜在的な新しい自然減衰プロセスを実証した。これらの知見は,有害な緑潮藻類の発生が沿岸水域からの有害有機汚染物質の除去に関して正の環境利益をもたらす可能性があることを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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