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J-GLOBAL ID：201702255829961479   整理番号：17A0462015

ヒトにおける海藻フコキサンチンの機能性解明-るもいコホートピアを活用した臨床介入研究の取り組み-

著者 (1件)： 三上奈々 (札幌医大 医 フロンティア医研)
資料名： オレオサイエンス  (Oleoscience)
巻： 17  号： 4  ページ： 187-189  発行年： 2017年04月01日 
JST資料番号： L4211A  ISSN： 1345-8949  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「るもいコホートピア」は少子高齢化,医師不足や脳卒中発生率などの問題をかかえる留萌市が医療や健康問題の解決を目指す為に発足した研究フィールドである。「るもいコホートピア」を中核とした研究活動の中で,海藻中に含まれるフコキサンチンの健康食品としての機能性を地域臨床試験を通して調べた。その結果,フコキサンチン2mg含有カプセルを8週間摂取したところヘモグロビンA1c(HbA1c)が改善された。また,LC-MS分析の定量分析で代謝物のフコキサンチノール血中濃度が上昇し生体内取り込みが確認された。さらに遺伝体質とフコキサンチンの関連も調べたところ,UCP1遺伝子型で比較すると両アレル変異型(G/G型)で有意な改善効果が見られた。

シソーラス用語： *海藻食品 ,  *臨床試験 ,  HbA1c ,  脱共役タンパク質 ,  膜タンパク質 ,  遺伝子多型 ,  *共同比較試験 ,  *ヒト ,  *機能性食品 ,  LC-MS分析 ,  代謝産物 ,  UCP1 ,  *多施設共同臨床試験 ,  カロテノイド ,  脂環式化合物 ,  脂肪族アルコール ,  酸素複素環化合物 ,  アレン化合物 ,  共役ジエン ,  エノン ,  ポリオール

分類 (2件)： 海藻類  (FJ13030N) ,  食品の化学・栄養価  (FJ01020J)

物質索引 (2件)： フコキサンチノール ,  フコキサンチン

引用文献 (6件)：

• S. Liaaen-Jensen, Chemical and Biochemical Perspective, [Scheuer, P. J. editor]. New York: Academic Press. 2, 1-73 (1978).
• N. Mikami, et al., J. Nutr. Sci. 6, e5, 1-9 (2017).
• N. Mikami, et al., J. Nutri. Med. Diet Care, 2, 2: 019, 1-8 (2016).
• H. Esterbauer, et al., J. Lipid Res. 39, 834-844 (1998).
• K. Tsunekawa, et al., Endocr. J. 58, 1079-1086 (2011).

タイトルに関連する用語 (7件)： ヒト ,  海藻 ,  フコキサンチン ,  機能性 ,  活用 ,  臨床 ,  研究