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J-GLOBAL ID:201702255873502033   整理番号:17A1508975

カルレティキュリンはSmadシグナル伝達とカルシウムシグナル伝達の調整を介してTGFβ_1誘導上皮間葉移行を調節する【Powered by NICT】

Calreticulin regulates TGF-β1-induced epithelial mesenchymal transition through modulating Smad signaling and calcium signaling
著者 (7件):
資料名:
巻: 90  ページ: 103-113  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0255C  ISSN: 1357-2725  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Ca~2+結合蛋白質として,カルレティキュリン(CRT)は多くの機能を有し,種々の腫瘍において重要な役割を果たす。TGFβ_1誘導EMTにおけるCRTの役割は不明である。本研究では,TGFβ_1誘導EMTはA549肺癌細胞におけるCRTの発現を上昇させることをin vitroで示した。続いて,過剰発現CRTは単独A549細胞EMTを誘導するが,成功裏にTGFβ_1誘導EMTを促進する能力を持たないことを確認した。さらに,A549細胞におけるCRTのノックダウンはEMT TGFβ_1により誘導される発現をの変化を有意に抑制した。TGFβ_1を用いて処理すると,CRTの過剰発現はSmad2とSmad3のりん酸化を高めることができた。一貫して,siRNA CRTによるCRTのノックダウンはTGFβ_1により活性化されたSmadシグナル伝達経路を阻害した。これらの結果は,CRTはSmadシグナル伝達経路を介してTGFβ_1により誘導されたEMTを調節することを示した。最後に,TGFβ_1誘導EMTはA549細胞におけるストア作動性Ca~2+流入を増強した。CRTノックダウンはタプシガルギン(TG)誘導Ca~2+放出に及ぼすTGFβ_1の効果を無効にすることができたが,ストア作動性Ca~2+流入を低下させることができなかった。TGまたはBAPTA-AMによる細胞内Ca~2+濃度の変化がSmadシグナル伝達経路を介してTGFβ_1により誘導されたEMTを調節することができる。まとめると,これらのデータは,CRTはSmadシグナル伝達の調節を介してTGFβ_1誘導EMTを調節することを確認した。さらに,TGFβ_1誘導EMTは高度にカルシウム依存性,CRTは部分的にそれに関与していた。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  細胞構成体の機能 

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